ホイスコーレからの卒業

ホイスコーレでの生活、それはあっという間の6ヶ月間。何が起こったのかわからない、現実を理解できないような不思議な気持ちでいっぱいになりました。

本当に僕はあの場所で6ヶ月間も時間を過ごしたのだろうか…。そんな疑問さえ浮かんでくる中、確かに目の前には作ってきた作品がありました。そして、それはこれまで「こんなことができたらいいな」「こういうことは自分にできるのかな」「こういうものを作りたいな」と思っているだけで形にはなっていなかったものたちばかりでした。それらを作るにはこれまでの定石や考え方を壊す必要もあったし、これまでの知識が意外なところで役に立つこともあったし、とにかく色々な発見が次々と起こり、何度も壁を乗り越えて突き進んできたんだと思います。

最終日前日には先生方主催のパーティーが行われ、みんなで「寂しいのは明日!今日は思いっきり楽しもう!」と楽しみ、最終日は廊下にずらっと並べられた荷物を見て「みんながここにいるのは今日までなんだな」と再認識し、一人一人とお別れの言葉を交わして卒業となりました。

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思いもがけず涙を流してしまい、いい年してみっともないなぁという気持ち半分、辛かったけど本当にいい経験ができたんだなと実感しました。なかなかコミュニケーションが取れずに悩んでいたのが嘘のように、最終日には「またどこかで会おうね、連絡取り合おうね」と一緒に涙を流せる友達ができたのは何にも代えられない宝物になりました。

さて、ここから先は僕が作る未来になります。この学校で学んだデザインの考え方を、これから最大限に活かして生きていきたいです。

また、色々な形で支えてくれたみなさんにも、少しずつ様々な形で感謝の気持ちを伝えていくことができたらといいなと思っています。