ホイスコーレ日記56:グラフのパーティー

デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

また新しい一週間の始まりです。
今週末には僕らグラフィックコースが主催のパーティーがあります。毎度のことではありますが、直前まで何が行われるのか誰も知らず、噂だけが流れます。このくらいのほうが気軽でいいし、力がつくよね、とこの頃には半分開き直る始末。

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今回は3人ずつ8つのグループに分かれ、それぞれが受け取った言葉をテーマに、グラフィック部屋の中に見世物小屋を作るというパーティーをすることになりました。端材・木材・ダンボール、ライトやペンキなどいろいろ使って、それぞれが舞台を作っていきます。またある人は兼任でバー係になり、グラフィック部屋の奥にバーを作っていました。ある人は音響係になり、環境音の準備をしていました。

さてさて僕らのグループは?

自暴自棄、煙突掃除の人(チムニー)、カラス、ベッド

おぉ、なんか凄い単語が集まってしまった。
早速のグループ会議でチムニーといえばメリーポピンズ!というような話が出るなか、ある一つの方向性が見えてきました。「影絵」、どうしてこの話に至ったのか忘れてしまったのですが、ブレーンストーミングを進めるうちに影絵を使って、煙突掃除の人がカラスに変身してしまうような面白い話をやろう!というようにまとまったと記憶しています。そもそも表現が実写では難しいためと、ユニークな表現方法を考えていた結果結びついたのかと。

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そして僕らはトレーシングペーパーとダンボールを使って大きなスクリーンを作り始めたのでした。

つづく。