ホイスコーレ日記14

デンマークのDen Skandinaviske Designhojskole に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

第14回目:授業以外の時間

このホイスコーレでは、毎朝7:45分から朝食が始まり、8:30に授業がスタートします。そこから1日中自分の課題に没頭していれば良いわけではなく、色々な行事・仕事が組み込まれています。

1つ目が冒頭写真のプチ講演会。毎日12時から「サムリング」と呼ばれる30分間のプレゼンテーションが行われます。学校の先生が好きなことを発表したり、外部から講師の先生を呼んだり、アートに関係することや政治の話だったり、それは多岐にわたります。課題の追い込み時期には「あー、サムリングかったるい!」と、作業を中断しなければいけないことにフラストレーションを覚えることもありますが、一度頭を強制的にリセットするという意味ではとてもいい時間だと思います。

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2つ目がキッチンDuty。食前に配膳をしたり、食後は食器を片付けて洗って掃き掃除をしたりします。これも時間を取られるので、課題の追い込み時期にはかなり評判が悪いです(笑) けれどここは共同生活をしている場所。そして「自分の家のように」生活している場所。掃除や洗濯はもちろん自分たちが当番制でやったり、自分でやったりしなければいけないんです。

そういったことが、ホイスコーレが本来持つ「生涯学習」や「自立」という目的を達成するために機能しているんでしょうね。ただ勉強しに来ているわけじゃない、誰かと一緒に生きていくということはどういうことなのか。