Monthly Archives: 11月 2016

Metteは世界中で面白いところを見つけてくるinベルリン その3

The 18 week – ホイスコーレ日記99
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン5日目は再びグラフィックコースで色々なデザインに関係する場所を訪問する日。グラフィックコース担当の先生Mette(メッテ)は今日もずんずん異国の地を進んでいきます。

 

とても美しいシルクスクリーン印刷

mini__dsc0687

ここは直接パブリックアートの展示とは関係ないのですが、先生方がお気に入りだというお店の一つ。とても美しいシルクスクリーン印刷の「原本」が購入できます。1枚2,000や3,000というのはザラで、作品集と題された本1冊5,000円というのもありました。それでも手ごろなお値段、デンマークで見られないものということで、これはいい!と思えばみんな積極的に購入していたようでした。

mini__dsc0689

僕はというと、値段の高さと買ったとしても日本へ持って帰れないかもしれないと考え、購入は見送りました。ちょっと残念。

場所は大体この辺です。この通りには面白そうなアートショップがいくつもありました。
Torstraße 109, 10119 Berlin, ドイツ

 

これぞリアルストリートアート

mini__dsc0678

今回歩いていたエリアは特に、道のあちこちにアートレベルの絵が描かれていました。写真に撮っても映える!!

mini_dsc_8248

mini_dsc_8252

 

Metteお気に入りのアートショップ

mini_dsc_8246

こちらはメッテが大好きだというアートショップ(の外観)。店の外・内のイメージは原宿にある「デザインフェスタ・ギャラリー」みたいな感じ。店内は撮影できませんでしたが、コミックブックやポストカードなどの小物、トートバックなど色々な個人アーティストの作品が販売されていました。アート・デザインが好きな方にはぜひお勧めしたいお店です!ちょっと入り組んだ場所にあるので迷いやすいかもしれませんが、興味がある方ぜひ足を運んでみてください!

ちなみにこちらのお店、ドイツでは珍しく平日と土曜は20時まで開いていて、しかも日曜も19時まで営業しています。

Neurotitan Shop & Gallery
Rosenthaler Str. 39, 10178 Berlin, ドイツ
http://www.neurotitan.de/

 

第100回目は「あのMetteがクレイジーだという場所へ」

次回、この旅行中、最もオカシイ場所に行った時のことをご紹介します。100回という記念すべき数に、クレイジーな記事が書けるなんて運命的!

ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

Metteは世界中で面白いところを見つけてくるinベルリン その2

The 18 week – ホイスコーレ日記98
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン5日目は再びグラフィックコースで色々なデザインに関係する場所を訪問する日。グラフィックコース担当の先生Mette(メッテ)は今日もずんずん異国の地を進んでいきます。

 

ベルリン・ストリートアート

この時、ベルリンの街のあちこちでストリートアートの展示が行われていました。街全体がミュージアム、ってやつですね。道の脇で創作しているグループもあれば、ギャラリーを借りて展示しているグループもありました。

mini__dsc0645

mini__dsc0649

最初に行った場所はギャラリーでした。人の表情を大胆に切り取った人形が展示・販売されていて、結構買い手が付いていたようです。

mini__dsc0655

mini__dsc0658

お次はパブリックアート。路上にある建物を白く塗りつぶし、自由に絵を描いていました。こんな大きな絵を描くなんて面白そう!!

 

とても緻密な絵

お次はとても緻密に描かれた白黒の絵です。これも小さなギャラリーで展示がされていました。おそらく点描に近い技法で描かれたその緻密な絵にみんな釘付けでした。

mini__dsc0684

噂のメッテ先生(右)も凝視。

mini__dsc0686

近寄るとよりその緻密さがわかります。小さな会場でしたが、6,7枚並べられた絵からは力強ささえ感じることができました。

mini__dsc0680

 

第99回目は「アート・アート・アート!」

次回はシルクスクリーンプリントを販売するお店や、アートブックの専門店をご紹介します。

ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

Metteは世界中で面白いところを見つけてくるinベルリン その1

The 18 week – ホイスコーレ日記97
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン5日目は再びグラフィックコースで色々なデザインに関係する場所を訪問する日。グラフィックコース担当の先生Mette(メッテ)は今日もずんずん異国の地を進んでいきます。

 

Mette(メッテ)って誰よ?

タイトルにもあるMette(メッテ)先生は、DSDHのグラフィックデザインコースを担当する先生の1人です。ものすごい日本好きで、年に必ず1回は来日するという力の入れよう。来日した際には必ず「こんなに日本っぽいもの買ってきた!!」といってKAWAIIものから伝統的なもの、へんてこなものを買いあさってきます。そのお話はまたどこかで。

mini_dsc_8231

mini_dsc_8232

そしてこの先生の検索能力はピカイチで、それはベルリンでも遺憾なく発揮されました。5日目のスタートはベルリンのデザイン会社訪問だったのですが、メッテがどこかでその出版社の本を見て気に入ったらしく、それだけを理由にして見学を申し込み、僕らはその時会社訪問したのでした。すごい行動力!その会社の人も「どうやって私たちを見つけたの?そんなに大きい会社じゃないのに…」との驚きよう。

残念ながらその会社の写真は撮り忘れてしまったのですが…。普段どのようなプロセスでデザインをしているか、どんな会社なのかなど面白い話を聞くことができました。

 

Mette(メッテ)オススメのパスタ店

mini_dsc_8236

こちらはメッテオススメのパスタ店。以前何かで訪れた時にとても美味しかった!と、予約してオープン前から入店待ち!店員さんはスペイン訛りの英語で店に迎え入れてくれ、その店内もタオルがかけられていてなんだかオシャレ。

mini_dsc_8237

1人1500円までなら頼んでいいよ!と、アップルタイザーとパンを頼む僕ら。パンはフランスパンみたいな感じのスライスされたものがやってきました。それはそのまま食べるものかと思っていると、おもむろにメッテが「オリーブオイルはないですか?」と確認。追加料金になるけどいいかと聞かれ、速攻でOK。デンマーク人がパンを食べる時は、オリーブオイルと塩が必要なの!と言っていました。

mini_dsc_8238

ちなみに、パスタの方はさすがの美味さ!ぷりっぷりでさっぱりしたこの味付けはデンマークでは食べたことがない…。量もちょうどいい感じ。付け合わせにサラダも出てきて満足の内容でした。

ちなみに場所はこちら。少し奥まった場所にあるので、地図をよく確認していくといいと思います。

Lavanderia Vecchia
住所:Flughafenstraße 46, 12053 Berlin, ドイツ
https://lavanderiavecchia.wordpress.com/

 

98回目は「ベルリン・ストリートアート」をご紹介

町中の道端やギャラリーで色々な作家さんの作品が展示・制作されていました。僕らはそのうちの何軒か見に行くことができました。

ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

新旧が入り混じる街・ベルリンを彷徨う。その2

The 18 week – ホイスコーレ日記96
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。午前中でベルリンの街を見回った後は自由行動になり、僕は街をさまよいながら美術館を発見したのでした。

 

ミュージアム群

ボーデ・ミュージアムの近辺は大小様々な美術館が集まっているエリアでしたが、僕が行った時には改修工事がされていて、その全部に入ることができませんでした。それ以前に、気づいた時には閉館時間を過ぎていたので入館できなかったのが悔しい…!

mini_dsc_8219

mini_dsc_8214

mini_dsc_8224

mini__dsc0588

 

道を歩くと見えてくる生活の跡

当然ですが、ベルリンにだって人は住んでいます。
生活の跡が見える風景の中に行くのも結構好きだったりします。

mini__dsc0492

mini__dsc0607

mini_dsc_8228

地元のスーパーはぜひ訪れたい場所の一つ。

mini__dsc0595

路上のポスターもいちいちかっこいい。

 

めちゃくちゃ可愛い雑貨屋さん

どっかに絶対あるだろうと、彷徨いながら探し続けていたのは雑貨屋さん!そしてやっと発見!!

mini__dsc0620

mini__dsc0624

個人のアーティストが集まって作られている雑貨屋さんのようで、そのどれもが魅力的!この近辺には多数このような小さな雑貨屋さんがあったので、気になる方はぜひチェックですね。

Nikolaikircheの周辺
住所:Nikolaikirchplatz, 10178 Berlin, ドイツ

 

そして夜になり…

mini_dsc_8229

街を歩っていたら、あっという間に夜になってしまいました。20時になるとどのお店も閉まるのですが、駅前に何件か小さなお店が。
その1つ、地元のおっちゃんたちがやっている小さなお店に入ってピタパンみたいなものを注文したのですが、待てども待てども商品が出てこない!と思ったら、みんなテレビでやってるサッカーの試合に夢中になってた!!

mini_dsc_8230

 

明日は再びコースごとに分かれます

ベルリン5日目は再びコースごとに分かれての行動になります。グラフィックコースは現地のデザインオフィス訪問や、パブリックアートイベントなどを見に行きました。そしてさらに…!?

ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

新旧が入り混じる街・ベルリンを彷徨う。その1

The 18 week – ホイスコーレ日記95
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。午前中でベルリンの街を見回った後は自由行動になりました。

 

町中に溢れるモダンさとクラシックさ

街にはモダンな建物もあれば、クラシックさの漂う建物もあり、その混在している様子が不思議な調和をしていると感じました。日本だと日本家屋とコンクリートビルが隣同士にあるような感じなのでしょうか。けど、あまり高い建物が無いせいか空は高く、広く感じられました。

mini__dsc0609

mini__dsc0491

mini__dsc0488

街の至る所には公園やカフェがあり、自然と街が調和していると感じました。

mini__dsc0340

ユニクロと無印発見!!ドイツは日曜日は必ず店を休みにしなければいけないらしく、もちろんこの二店舗も日曜日にはしっかり休みを取っていました。

 

素敵な音楽を奏でる人がいる橋

街をふらついていると、どこからともなく聞こえてくる音楽。それに誘われるかのように辿り着いた橋。

mini__dsc0501

その橋の向こうにはなんだか円形のでっかい建物が現れました。はてさて、これはなんだろうとスマホで調べてみると(なんだかんだあり、やっぱりGoogleMapがあると便利ということでドイツのSIMカードを契約したのでした)美術館でした。

mini__dsc0495

ここから先の予定を考えると、今日行かなければもう来ることはできないだろうということがわかり…。手元には学生証…。閉まるまであと一時間…。

mini__dsc0506

入館!!

Bode Museum
住所:Am Kupfergruben, 10117 Berlin, ドイツ
http://www.smb.museum/en/museums-institutions/bode-museum/home.html

 

そこはまるで映画とかゲームで見た世界

学生万歳!学生料金で入ることに大成功!荷物をクロークに預けて閉館までの1時間をフル活用です。

mini__dsc0508

mini__dsc0517

mini__dsc0535

mini__dsc0536

以外と広い館内で「これは一時間では見終わらない!!」と思い立って、早足で駆け抜けるように見ていきます!

mini__dsc0544

mini__dsc0561

mini__dsc0578

クラシックな様式の中に、様々な彫刻作品が展示されているのが印象的でした。見応えもあり、久々に面白い美術館を見つけたなと。時間切れでミュージアムショップはしっかり見れませんでしたが、それでも大満足。

 

まだまださまよいます。

美術館をみつけてワクワクしていると、まだまだその周りには楽しそうなものが。
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

そしてベルリンの壁が当たり前のようにそこにあった。

The 18 week – ホイスコーレ日記94
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。歴史の授業でしか聞いたことのなかった「ベルリンの壁」を始め、幾つかの歴史的な場所に行くことができました。

 

この平和がずっとあったわけじゃない

この3日間、ベルリンの綺麗なところやアートな場所、先鋭的な部分をたくさん見ることができました。けれど、ご存知のようにベルリンには戦時中の暗い歴史もまたあります。

mini__dsc0386

有名なものはもちろん、この「ベルリンの壁」です。1989年までベルリンを東西に分けていたこの壁の一部は、今でもその場所に置かれています。また、東西に分けられていた部分には今でも線が引かれていて、当時を忘れないようにしようという気持ちが伝わってきます。(下の写真中央に見える、石でできたラインがそうです)

mini__dsc0397

 

重要な部分は有料?

僕らは中に入りませんでしたが、ベルリンの壁は分解され、世界各地に歴史的な物として散らばっているようです。ベルリン市内でも一般に公開されているもの、お金を払って見るものなどがあるようですね。

mini__dsc0390

ちなみに僕はドのつく歴史バカなので(悪い意味で)、全くそのあたりの細かい歴史を知らずに行ってしまいました。あと、今現在もあんまりわかっていないというのは自慢にもなりませんが、このブログも多少調べながら書いているとはいえ、たくさんの間違いをしているかもしれませんので予めご承知おきを…。ただ、とにかく歴史を肌で感じるのは好きなようです。

ちなみに、この下の写真は戦時中に重要な施設として利用された場所の前にある公園です。ここにはほぼ当時の状態のままベルリンの壁が保管されていて、誰でも自由に見ることができます。詳細な説明が書かれたプレートも併設されていることもあり、たくさんの人で賑わっていました。

mini__dsc0401

 

ここが一番変化した場所

ベルリンの壁跡を追いかけていくと、とても開けた場所に到着しました。周りには高層ビルが立ち並び、モダンな雰囲気が漂っています。

mini__dsc0413

mini__dsc0415

先生によればここはベルリンでも特に変化した場所だそう。この場所を中心に東西に分かれた時、片方がとても貧困にあえぎ、朝家を出た家族がその夕方には帰れなくなり、長い間離れ離れになり、文化が変わり、たくさんの歴史が積み重ねられた場所。時間が過ぎ、その場所からはどんな「壁」も感じられません。それはとても平和で幸せなことで、今当たり前にそれを享受している僕らは過去に何があったのかをちゃんと知っておかなければいけないのだと思います。

 

ガムで層が作られたベルリンの壁

mini__dsc0416

そのビル群に挟まれるように佇んでいるベルリンの壁には、ガムがびっしりと付けられていました。「こんな壁を作りやがって、くそっ!」という気持ちから付けられ始めたガム。今は面白半分でくっつけていく人も多いのでしょうが、この量は凄まじい。

mini__dsc0421

 

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑

戦争の歴史を忘れないようにと、この記念碑は街のど真ん中に作られています。市民から「観光地の中心部にこんなものを置くなんて!」と強い反対もあったそうですが、それでも大切なことを忘れないようにと設置された場所だそうです。

mini__dsc0434

mini__dsc0443

実際に近くに行くと、圧巻の存在感があります。この場所はすり鉢状に隅から中心部にかけて深くなっており、最初は膝下ぐらいだった石がいつの間にか自分の背の倍くらいまでになります。

mini__dsc0447

これによって何を伝えたいのか…。写真からはわからない、その場所に立った時の気持ちが大切だと思いました。そこは風が通って、少し肌寒くて、隣から誰が来るのかわからなくて寂しく感じて、時に孤独で、時にかくれんぼができるような楽しい場所で。直線に並ぶ道の先にいる人ははっきり見え、けど曲がり角からの人は音も塞がれてよく分からない。

こちらもベルリンに立ち寄る際はぜひ訪れていただきたい場所ですね。

メモリアル・トゥ・ザ・マーダード・ジューズ・オブ・ヨーロッパ
住所:Cora-Berliner-Straße 1, 10117 Berlin, ドイツ
http://www.stiftung-denkmal.de/startseite.html

 

コンテンポラリーアートの美術館

mini__dsc0485

こちらは館内禁止だったため外観のみの写真になってしまいますが…。過去に要塞として使用されていた場所を、コンテンポラリーアート・ミュージアムとして改装し、使用している新旧が混ざり合った不思議な場所です。

所蔵品の数が膨大なため、行くたびに内容が変わるというのがすごい。永久に作り続けられるポップコーンの部屋、微妙なバランスを保つミッキー、回転し続ける大木…。こちらもぜひご自分の目で確認していただきたい!ちなみに事前予約が必要です。

Boros Collection
場所:Reinhardtstraße 20, 10117 Berlin, ドイツ
https://www.sammlung-boros.de/boros-collection.html?L=1

 

午後は自由行動!

ベルリン4日目の午後はついに自由行動!行ってみたいところに自由にいけるぞ!
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

デザインの歴史を感じながらベルリンの街を歩く。その2

The 18 week – ホイスコーレ日記93
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン3日目は、各コースに分かれました。グラフィックコースは東西にベルリンが分かれていた頃のデザインが集められた美術館に行き、DSDHを卒業後ベルリンで就職した卒業生に会いに行き…。と盛りだくさんでした。

 

卒業生訪問

ベルリンにはたくさんのスタートアップ企業があるといいます。スタートアップ企業に限らず、英語ができれば外国人も受け入れられるという土壌があるこの地域には、EU内なら移動が自由というのも手伝ってたくさんのデンマーク人が働いているようです。今回はDSDHを卒業後コペンハーゲンのデザイン学校に進学し、ベルリンのデザイン事務所に就職をした人に会いに行きました。(日本人の僕には色々アウェイではありましたが)

mini__dsc0318

会社に通されると、みんなで階段に座って話を聞くことに。この間も周りでは仕事が進められていました。まずはこの会社がどういうことをしているのか…、どんな人たちが働いているのか…を説明してくれました。(半分英語、半分デンマーク語だったかな?)

 

やっぱり日向ぼっこが大好き

その会社には手作り感の漂う屋上があり、ホームセンターで売っているような安いはしごを伝って登りました。「一度に1人ずつよ!!壊れちゃうから!」という声に若干ビビる。

mini__dsc0325

日照時間の短い国では、日光浴は本当に大切。デンマークの人たちはちょっとでもスペースがあれば日光浴します。ここでもその文化を継承しているようで、卒業生のお話は屋上のとても暖かく気持ちのいい場所で行われました。

mini__dsc0319

英語とデンマーク語半分か、デンマーク語のほうが多いくらいの割合で話されたので全部は理解できませんでしたが、デンマークより給料は低くても、全体の物価が安く、生活には困らないこと。本当はデンマークで働きたいけど、自分の好きな仕事ができるのならば場所は関係ないこと、というようなお話をされていたと思います。

mini__dsc0334

日本と違い、EU同盟の中であれば自由に移動しながら仕事を見付けられるのが最大のメリット。デンマークだけじゃなくてドイツでも、フランスでも、その国の企業に就職できれば働ける。だからそのためにも彼らの英語スキルはとても高いし、人によってはドイツ語・中国語など3カ国語を使い分ける人もいます。

 

お話の後はお食事

mini_dsc_8194

日もすっかり落ちてきて、ベルリンの電波塔が夕日に映えます。この頃は季節が夏に向かっていたので、デンマークやベルリンは21時くらいにならないと真っ暗になりません。この写真も20時くらいの様子ですが、まるで日本の17時とか18時くらい見たい。

mini_dsc_8195

夜にグラフィックコースのメンバーは今日会った卒業生と一緒に会食。
その後はもちろん…

mini_dsc_8208

mini_dsc_8209

サルサパーティー!
ここまで来てもパーティー!さすが!!
踊ったことないけど、酔いに任せてサルサしましたよ!
ステップは難しいし、女の子をリードしないとめちゃくちゃ嫌な顔されるしで大変でした。

ちなみにこのサルサバー、結構有名みたいです。昼間はおしゃれすぎるレストランにもなっていますので、興味があればぜひ。

■Clärchens Ballhaus
住所:Auguststraße 24, 10117 Berlin
http://www.ballhaus.de/de/startseite.html

この辺にも日本語の情報が。
http://www.tabinotebook.com/clarchens-ballhaus/

 

次回はベルリンの史跡を巡る

ベルリン4日目は、グループに分かれてベルリンの史跡を巡りました。
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

デザインの歴史を感じながらベルリンの街を歩く。その1

The 18 week – ホイスコーレ日記92
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン3日目は、各コースに分かれました。グラフィックコースは東西にベルリンが分かれていた頃のデザインが集められた美術館に行き、DSDHを卒業後ベルリンで就職した卒業生に会いに行き…。と盛りだくさんでした。

 

デザイン統制

戦時下、ベルリンがまだ東西で分断されていた頃の話。
工業製品を作れる会社は限定されていて、(例えば電球はA社、鉄道はB社のようなかんじ)、デザインもまたある意味無機質で、ある意味シンプルなものが用いられていたようです。その理由とかまではしっかり聞き取れなかったけれど、1つの会社が1つの製品を作り続ける、国の許可がないと作れないみたいな、デザイン的に見ても、工業活動的に見ても不思議な時代だったようです。

mini__dsc0237

mini__dsc0266

mini__dsc0242

 

ガラクタ…?

その他にも、世界中から集められたと思われるガラクタ(?)も併設されて展示されていました。
美術館のコンセプトとしては、日常的に使用されているものをコレクションするということみたいです。とにかく量があるので、一つ一つはとても見てられない!!

mini__dsc0274

mini__dsc0275

mini__dsc0283

mini__dsc0294

mini__dsc0299

■Museum der Dinge
■入場料:6ユーロ(学生4ユーロ)
http://www.museumderdinge.org/

今回訪れたのはこの美術館。
いつもの生活に溢れているものをコレクションしまくっています。僕らからすれば、ヨーロッパ的な物は非日常なわけで、コンパクトな場所ではありますが見応えがあります。

 

小さなデザイン会社訪問

この日はベルリンでデザイン事務所を経営している方の話も聞きに行きました。こちらはDSDHとは関係のない会社。

そして残念なことに…、このとき一番前の席に座ったのにもかかわらず…居眠りをしてしまいました…。
お話が終わった後にみんなから「笑をこらえるのが大変だった!」と言われ、たいそう僕はふねをこぎまくっていたようで、得したような恥ずかしいような、申し訳ないような色々な気持ちが入り混じっていたのでした。

そのため内容はあまり覚えておらず。たしか、環境問題や貧困にアプローチするような本の出版などについて紹介された記憶があります。(おぼろげ)

 

この後は卒業生に会いに行きます

美術館を後にした僕らは、DSDHを卒業後、ベルリンのデザイン事務所に就職した卒業生に会いに行きました。

ベルリン編、まだまだ続きます。

警察から逃げろ!!ベルリンの街でひたすらストリートアートを作る1日!その2

The 18 week – ホイスコーレ日記91
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

8時間バスに揺れてやっとベルリンに入った僕らは、初日からベルリンの街中にストリートアートを作るというすごいお題をもらい、街中へ散っていきました。手元にはチェックポイントが書かれた地図と、到達時刻、そして画材。まだまだ僕らは色々作る。

 

第二チェックポイントに到着する僕ら

mini__dsc0137

今回のチェックポイントへは一番乗り!!そこはとても広くて綺麗な公園でした。そして桜が咲き乱れているのには驚き!ドイツなのに、ここはさながら日本みたい。けど、平日の昼間から日向ぼっこをしている人が沢山いる風景はヨーロッパを感じさせてくれました。

mini__dsc0150

桜吹雪が珍しいらしく、それで遊ぶデンマークの皆さん。本当に見頃だった!

 

ガンガンいこうぜ!

第1〜第2チェックポイント間で振るわなかった僕らのグループは、ここから一気に巻き返すべくストリートアートを作りまくります!

mini__dsc0160

この大きな建物、電気屋さんです。そしてその目の前にある…

mini__dsc0166

排水溝のフタにデコレーションしてみたり。(ちなみにこれは目をイメージ)
交差点を通る人たち、車を運転する人たちからの生暖かな目線は、僕らを少しハラハラさせましたが、それもひっくるめて楽しんじゃいました!

mini__dsc0176

お次はフェンスにビニールテープで蛇を描きます!!

mini__dsc0184

これはまさに空飛ぶ蛇!?

 

民家の壁だって使っちゃうぞ

mini__dsc0188

ここはどこの誰だかわからない方の住む、民家の壁に描かれていた謎のアート。そこに黒のビニールテープを使って額を作ってしまおう!というアイディアを早速実行。

mini__dsc0196

白い壁はテープがつきにくくて苦労したけど、これでこのレインボーな何かも立派なアート!!

mini_dsc_8188

余談ですが、翌日見に行ったら誰かの手でさらにパワーアップされていて大喜びの僕ら。

 

最後に作ったのは

楽しかったのか、辛かったのか。結局警察のお世話にはならずに済みながらアクティビティー達成!僕らが最後に作ったのは…

mini__dsc0197

カメと…

mini__dsc0198

てんとう虫!!

mini__dsc0199

どこかの建物の前にあった石の半球体に、ビニールテープを使って作りました。これを作ろうと言い出したのは僕のグループの子。こんな柔軟な発想がポンと出せて、しかもすぐに実行できるなんて!なんてすごいことだろう。

 

そしてその後

スリリングで自由なストリートアートを作るアクティビティーをクリアした僕らは、その後散り散りになりました。クラブに行く人、バーに行く人、ホテルに戻って休む人。それぞれが自分の好きな時間を過ごしていたようです。

mini__dsc0219

僕はこの後、この時期デモ(ストライキ)が行われているという地域を友達と見に行って、ホテルに帰りました。

 

明日はコースごとに別行動

明日はコースごとにそれぞれの領域に関係する場所に行きます。どこに行くのかは謎、明日になったらそれもわかる!!

ベルリン編、まだまだ続きます。

警察から逃げろ!!ベルリンの街でひたすらストリートアートを作る1日!

The 18 week – ホイスコーレ日記90
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

8時間バスに揺れてやっとベルリンに入った僕らは、初日からベルリンの街中にストリートアートを作るというすごいお題をもらい、街中へ散っていきました。手元にはチェックポイントが書かれた地図と、到達時刻、そして画材。まだまだ僕らは色々作る。

 

ゴミ箱を発見

mini__dsc0038

次なる獲物(ストリートアート素材)を探して街を歩き続ける僕ら。このアクティビティーはチェックポイントに指定された時間に到達していなければいけないというルールもあるため、限られた時間でどれだけ面白いものが作れるのかもポイント。

そして目の前に現れた、いじってくれと言わんばかりのTrash canが!

mini__dsc0050

ゴミ箱の口から落っこちて、助けてもらっている小人さん完成!!
そして作っている間に通行人の皆さんの視線を感じる…!

 

第一チェックポイントを目指すぞ!

そうこうしているうちに、第一チェックポイント到着時間が迫っていました。

mini__dsc0117

街にはこんなポスターが重ねて張られまくって層を作っていたり

mini__dsc0115

綺麗に並べられたフライヤーがところせましと僕らを迎え入れてくれました。汚いと見るか、アートと見るか。それだけでこの街の印象は180度変わってしまうかもしれません。

mini__dsc0230

管理されているエリアは綺麗なんですけどね。

mini__dsc0099

そうこうしているうちに第一チェックポイントに到着!

mini__dsc0106

みんな早々と到着してました!

 

メタモルフォーゼ

自分たちが壁や景色に同化するというのも課題に入っていました。

mini__dsc0119

こんな感じに…。他に2人分写真があるはずですが、グループの他の子が持っているため手元で確認できず。

 

警察のお世話にはなりません!

堂々と街のあちこちで好き勝手作る僕らに、寛容?なのか無関心?なのか、それともそれが日常なのか、生暖かい視線を感じる程度でまだ警察にお世話になることはありませんでした。

お題は最終的に9つ、手元にある素材を使って街にストリートアートを作っていきます。残りはまた次回へ続きます!