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EP135 デンマーク晴れ!?今日は遠足だ!!

The 25 week – ホイスコーレ日記135
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この日はなんとびっくり遠足で遊園地に行くことに!どんなところかと胸躍らせると雲行きが怪しくなってきて…。

 

まさかの土砂降り

学校からバスに乗り込み向かったのは「Djurs Sommerland」という遊園地。この日は1日この遊園地で思いっきり遊べる!はずだったのですが、まさかの土砂降り…。到着してしばらくの間はアトラクションを楽しむことができませんでした。

 

 

 

晴れてきた!

日本と違って良いところは、1日中雨が降り続けるのが当たり前ではないということだと思います。サッと降ってすぐやんでしまうことも多く、この日も午後になる前には良い天気に!

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そしてここはデンマークの田舎街。遊園地内には悪天候だったこともあり人が少なく、普段人気のアトラクションにほとんど待たずに乗ることができました!!

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人気のジェットコースターには5回も乗っちゃいました!!

 

楽しい時間はあっという間

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雨で少し濡れたトランポリンに一目散に向かっていくみんなを見ながら、みんな元気だなー、なんて思ってしまいました。この遊園地は遊園地とプールが併設されていて、午後になると悪天候で入場できなかったプールに行くグループと、ジェットコースターを占領し続けるグループに分かれていました。集合時間は17時、あとはバスに乗って学校に戻るだけです。

 

第136回目は「あの雪の日を思い出す」

用事があって向かったオーフスの街。帰り道は青々とした夏らしい道が続きます。6ヶ月前、初めて1人で同じ道を歩いた時の気持ちを少し思い出していました。

EP134 Metteのお家パーティー

The 25 week – ホイスコーレ日記134
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この日は授業が終わるとみんなで学校のすぐ隣にあるMetteの家に行って、食事会をしました。

 

全コース、担当の先生と食事会をしている

この週はとにかくイベントが目白押しでした。そのうちの一つがMetteの家での食事会。他のコースもそれぞれ担当の先生の家に招かれていた様です。

グラフィックコースは、学校のすぐ隣にあるMetteの家に椅子を運び、机も運び、会場のセッティングをして。Metteの料理の手伝いをしたり、みんなで話をしながら料理が揃うのを待ちました。

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この頃になると日中は半袖でちょうど良い気温に!太陽も眩しくて、サングラスを使う人も多いです。

 

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料理を撮影しておくのを忘れた!

デンマークで数十年前から始まったというシンプルな食生活。
今回の食事は生グリーンピースからはじまり(とても甘くて美味しい!日本の枝豆みたいな感覚でしょうか)、Metteの庭で取れたてのバジルを使ったハーブ揚げ、ポテトやケーキ(うろ覚え…)、それとワインをみんなで食べました。どれもとても美味しくて感動!

 

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あと、デンマークでは誰かの家におよばれする時には「お土産」を持っていくそうです。僕らはMetteに「寿司用のお米10Kg」を風呂敷にいれてプレゼントしました!

 

楽しい時間はあっという間

気づけばあっという間に時間は過ぎて、パーティーは終わりました。
デンマークでの一般的な家庭料理が食べられたことはとても嬉しかったです。そしてMetteの家の中が日本のスタバみたいに綺麗に整っていたのには驚きました。同時にそれはデンマークの文化と、Metteの好きな日本の「ミニマリズム」が組み合わさった素敵な答えなんだと思います。

 

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なんだかいろんなことを思い出してきちゃったなぁ。

 

第135回目は「遊園地に行くよ!」

このタイミングで遊園地!?最終週の1日はみんなで遠足です!

EP133 しんみり授業と魔女な日

The 25 week – ホイスコーレ日記133
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この週は「魔女」を作りました。

 

ヨーロッパの風習?

この週は「魔女」を作っていました。これはデンマークのお祭りの一つのようですね。

参考はこちらに。
魔女を燃やす?!デンマークの夏至祭
http://samfunddanmark.blog.so-net.ne.jp/2010-06-30

デンマークの夏至祭では魔女の人形を燃やすそうなのですが、そのための人形を作ろうというわけです。でも形骸化しているのか、今回はFlemming先生の提案で「魔女」じゃなくて「妖怪」にしようということになりました。

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で、僕が作ったのはこいつ。下のピロピロも見えるように友達に持ってもらいました。
この夏至祭当日は大雨になってしまい、結局燃やすことはできませんでしたが…。なんだか面白い経験ができました!

 

授業はしんみりムード

妖怪の人形を作っているところまでは良かったのですが、あと1日授業が余ったんです。計画はされていたのでしょうけど。

その最後の日は、交換ノートみたいなものを作りました。
人数分のページにランダムな質問が書いてあって、それを本の持ち主に質問しながら絵を描く…。そうすると1冊の面白ブックの完成!というわけです。

これを作っている最中、みんな楽しんではいたのですが…。「これが最後なんだよね」「ここで授業することってもうないんだよなー」なんて言葉もちらほら…。本当に僕らはここからでてかなきゃいけないのかな、なんてまだ半信半疑でしたね。

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そんな中、Flemmingのお尻出し座りを激写してみんなで爆笑してました(笑)

 

第134回目は「Metteの家で最後のパーティ」

全ての授業が終わると、Metteの家でささやかなパーティが行われました。ダンスするやつじゃなくて、みんなでゆっくりご飯を食べました。

EP132 Yusuke Gotoh Koppen!!

The 25 week – ホイスコーレ日記132
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。卒業を控える中、各コース対抗「テーブル・フットボール」大会が開催されました!

 

「ユースケ・ゴトー」カップってなんだ?

これ、このホイスコーレに入った時からの疑問でした。
だって、壁にずっと貼ってあるんですもん。

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入学した当初、先生に聞いてもなんだかよくわからないみたいな答えが返ってきて、そのまま放置してました。
卒業間近でついにわかったのは、「ユースケ・ゴトーカップ」は「テーブル・フットゲーム」の大会名だった!ということ!!

 

その昔、ある日本人がルールを作った

聞いた人が間違ってましたね、今回の先生が全てを知っていた。
このホイスコーレが始まった頃、ある日本人(ユースケ・ゴトーさん)がテーブル・フットゲームのローカルルールを作って、それが定着し、毎学期最後の恒例行事となった様です。
ルールはいたってシンプルで、普段遊ぶときに慣れている人たちが使う、卑怯ではないけど初心者お断りな最強スキルを封印して、みんな同じレベルで戦おうというものでした。

 

ここ数年はアーキテクチャが勝ちまくってる

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この表によると、近年グラフとファッションは勝てていない様子。というか、ファッションはまだ一回も優勝してない!!
そしてこの学期の優勝は…

なんとグラフィック!!!!!!やりました!!!!

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しかしその優勝の裏に奇跡のルールが

実は今回のゲーム、グラフィックとアーキテクチャがタイになりました。あー引き分けだね、という空気が漂う中、先生が衝撃の一言…。「優勝はグラフィック!」

えっ、なんで?どうして?
という声がささやかれる中、先生は僕を指さし「Because of you!!!」

なんと、引き分けになった場合日本人が1人でもいるチーム側が勝つというルールが発動!これまで一度も使われなかったこのルールが、2008年のスタート以来ついに発動してしまった!ということらしいのです!

「チートだ!そんなルールは知らないぞーーー!」
なんて言われつつも、グラフィックチームはめっちゃ大喜び!!やったーというムードと、大笑いするムードで最高のゲームになりました。

そしてこのルール作ったユースケ・ゴトーさんは今何をしているのか。ぜひ会ってお話ししてみたい。

 

第133回目は「しんみり授業と魔女の日」

最後の週の授業は、なんだかちょっとしんみりムード。そうか、もうこのメンバーがここに揃うことはもうないのかもしれない。なんて考えたことなかった。

EP131 身辺整理

The 25 week – ホイスコーレ日記131
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。帰国に向けて部屋を少しずつ片付けていきます。

 

ものがあふれている!

机も棚もごっちゃごちゃ!必要なものは旅行カバンにどんどん詰めて、不要なものは重量オーバーにならないように処分しないと。

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洗濯はお金をかけたくなかったことと、靴下などの小物が多かったため、もっぱら手洗い&自然乾燥でした。

 
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片付けが間に合わない(言い訳)の机。撮影だー、楽焼だー、となんやかんややっていたらこの有様。

 
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ベッドもこのままじゃ眠れない!!

 
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キャリーケースは標準的な90Lのものを日本で購入しました。これに服など身の回りのもの最低限と、画材などを入れて持ち込んでいます。シャンプーなど重いものは現地で購入しました。
普段使う最低限のものしか持ってきていない僕だと、直前まで何も入れられないという状況に陥ってしまいあまり片付けは進まないことに…。

 

持ち帰れないものは必要な人にあげよう!

がんばって作ったRaku焼も、良かれと思って持ち込んだ折り紙も、最終的には重いだけの荷物になってしました。必要最低限を持ち帰り、それ以外は撮影をして保存。あとは学校のFacebookページを通じて「欲しい人いませんか!?」と呼びかけるだけ!!

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日本の小説は結構人気がありました。特にタイポグラフィに興味のある人にとって、縦書きの言語はとても面白いそうです。

 
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日本のノートも結構人気!紙の質・製本はピカイチですね。

 
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金や銀の折り紙はとても珍しいみたい。なんとこの折り紙、幼稚園の頃から使われなかったものを持ち込んだのですが、うん十年の時を経てデンマークで羽ばたくことに!?

 
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Raku焼も持ってけー!欲しい人、必要な人に使ってもらえたら本望です!

 
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意外と人気のなかったカイロ。あったかいのに…。

 
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ebayで買った格安ペンタブレット。課題制作の時に大活躍してくれましたが、重量的に持って帰ることができず、人に譲ることに。これも必要な人に使ってもらえることが大事!!

 

旅立っていったものたち

最終的にほとんどのものを人に譲ることができました。必要な人に渡り、その物たちが輝いてくれるのは僕にとってもとても嬉しいことでした!きっと今頃いろいろな形に変わって活躍していることでしょう…。

 

第132回目は「Yusuke Gotoh Koppen!!」

ユースケ・ゴトーって誰?謎の日本人の名前がついたイベントが行われました!

EP130 ポートフォリオの撮影風景とTips

The 24 week – ホイスコーレ日記130
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最後の週を迎える前に、どうしてもやりたいこと。それは自分の作品の撮影を終わらせてしまうこと!

 

パソコンが使えなくなる!!

なんとこの週末には、僕らが使っていたMacルームが閉鎖されることに!さらにサーバに共有していたデータも消されてしまうとのこと!必要なデータはバックアップを取って、さらに必要な作業は前倒しでやらないといけない!!さぁ大変だ!

 

写真部屋も使えなくなる

たくさんのポートフォリオ用写真を撮影してきた撮影部屋も、時間のあるうちに撮影を終わらせないと使えなくなってしまうかも!?と思い立ち、ShowOffのあとの週末はポートフォリオ用の撮影をガンガン終わらせました。

 

撮影環境はこんな感じ

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日本を出る時に購入したNikonのD5500に、中望遠のレンズを使用していました。さらに学校には白と黒の背景紙と、2台の大型フラッシュがありました。これらを使ってデンマークで作った作品は全て撮影しました。

 

撮影する時に気をつけること

先生からは下記を注意する様にと言われました。

 

サイズ感がわかること

 小物の場合は手を添えて、それがどのくらいのサイズなのかわかりやすくすること。
 大型の場合は持ったり、横に立ったりする。

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上の写真の場合、手のサイズから大きなものではないことがわかります。

 

どんな反応ををするのかわかること

 例えば何処かが駆動するなら、それがわかる様に写真を撮ること。
 特別な機能があるなら、その機能が写真に現れる様に撮影すること。

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上の写真は、風車の部分が回ることが見て取れます。

 

シンプルであること

 できるだけシンプルに、そのものを見せること。
 必要最低限の情報を提供すること。
 背景は白か黒が望ましい。

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例外もありますが、僕は上記の点に気をつけて撮影をすることにしました。
出来上がる写真はなるほど、こうすると伝わるんだということをやっと理解することができた、先生の話と、教室にあった本とずっとにらめっこしながら、なんとか自分なりの方法を見つけられた気がします。

 
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ちなみに、外での撮影は風や夕暮れによる光源の変化、虫!などとの戦いでした!!

 

第131回目は「身辺整理」

ついにフォイスコーレ最終週。身辺整理を始めます。

EP129 このタイミングで新しいRakuが出来上がる!

The 24 week – ホイスコーレ日記129
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ShowOffが終わって一息つくまもなく、Raku焼ができるぞ!というニュースが飛び込んできました。そう、僕には5ヶ月前から放置したままの、作りかけの焼き物がある!

 

5ヶ月眠っていたRakuがついに釜に入る

2月の雪がちらつく中でRaku焼きをやってから早5ヶ月。一週間の選択授業が終わってからもRaku焼きを作り続ける生徒はたくさんいました。けれど、作品を完成させるには1,000度に熱した釜を使う必要があります。生徒には扱えないものなので先生待ちでしたが、ついにその日がやってきました!

けれどみんなてんてこ舞い!音楽フェスに行く人、ShowOffの片付けに追われる人…そんななかでみんな時間を見つけて作品を焼き上げました!

 

今回新しくできた僕の作品はこちら

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ついに焼けた!半分記憶の片隅に行ってしまって、半分諦めていただけに嬉しい!

 

その他の作品をご紹介

僕の作品の一部はポートフィリオに

そして他の人たちの作品はこんな感じでした。

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すでに前のセメスターでRaku焼をやったことがあった人もいて、そこでの経験を発展させた作品を作る人もいました。けれど自由に作ることが第一だったこの課題は、完成度よりも楽しむことが優先。次にやるときは技術をしっかり追求したいな。

 

第130回目は「ポートフォリオの撮影風景とTips」

新しく完成した作品たちをポートフォリオ用に撮影します!

EP128 僕らのデンマークでの半年間を展示する(後編)

The 24 week – ホイスコーレ日記128
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

あっという間の半年間。ホイスコーレでの生活は残すところ一週間となり、ShowOff(作品展)の日が来たのでした。後編では、人が集まってきたあたりをご紹介。

 

デンマークの国旗が上がる

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朝の静けさから一転、デンマークの国旗が校庭に掲げられ、ShowOffが始まる11時には人がどんどん集まってきました。家族を見つけるとみんな一目散!みてみて!と言わんばかりに学校を紹介する姿はとても無邪気で純粋でした。だれも訪問者がいない留学生にとってはちょっと辛いところ…。

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生徒作品に見入る人たち

これから各方面に飛びちることになる生徒たちの力強い作品には、たくさんの人が目を奪われていました。

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校長先生のお話

会場にあふれんばかりの人が集まった頃、校長先生のお話が始まりました。

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ここは全てデンマーク語でしたので、僕には何の話をしていたのかわかりません。けれど、何となくわかるのはこの状況を祝福していること、そして十二分に楽しんでいってくださいということです。

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校長先生の話が終わると、歌の選択授業を取っていた人たちによる演奏会が始まりました。僕にとって、この曲は忘れられないものになりました。

 

校庭では波乗りが始まる

大教室での展示はShowOffの一部で、各コースの教室や校庭でも様々なアクティビティや展示が行われていました。

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校庭では、アーキテクチャの先生主導の「土壌サーフィン」が始まりました。前々から有志によってサーフボードが作られ、それで波乗りするんです。防水生地を敷き、水を流し込むと即席の波乗りフィールドが完成。残念ながら波乗りしているシーンは撮影してなかった…!

 

ファッションコースの部屋では

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ファッションコースの部屋では、色とりどりの作品が展示されていました。服の形をしたものから、プリント生地の様相のものまで。ファッションコースの課題は毎回タイトなスケジュールの中、みんながとても素晴らしい作品を連発していて、ものすごいガッツを感じました。

 

駐車場にはたくさんの車が

生徒の家族や先生の家族、そしてその友達!遠方から来る方も多いようで、なんとキャンピングカーの姿も見えました!

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自転車置き場ではファッションショーが行われた

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演出もよく練られたファッションショーが行われました。ここは普段自転車置き場として使用されているのですが、綺麗に整頓された会場からはそんな雰囲気を微塵も感じさせません。こんな規模のショーを、高校を卒業したくらいの人たちが作っている。そのことに驚き、感動を覚えました。日本もうかうかしてられないぞ!

 

続々ファッションコースの作品

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アーキテクチャコースは時に計画立案で課題が終了し、形がないことも多かった。
グラフィックは平面や小物が多かった。
そのなかでファッションコースは一つの会場に収まりきらないくらいのものを作り、さらにファッションショーまでやった。
そのパワーに僕はただただ驚き、結果にちょっと嫉妬し、頑張らねばと思うのでした。

 

そうしてみんな散っていく

ファッションショーが終わると、各自自分のタイミングで散り散りになっていきました。家族と週末を過ごすため帰省する人、部屋に帰る人、片付けを始める人、制作を再開する人…。そしてもちろん音楽フェスが待っている!!とはいえ、またいつもの静かな、けれどこの学校で最後の週末がやってきました。

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そういえば、Mette先生はめっちゃ写真を撮っていた(笑)

 

第129回目は「このタイミングで新しいRakuが出来上がる!」

セメスターの初めの頃にやったRakuの授業が終わった後に、残った素材で追加のお茶碗を作っていました。それがやっと焼かれることになったんです!

EP127 僕らのデンマークでの半年間を展示する(前編)

The 24 week – ホイスコーレ日記127
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

あっという間の半年間。ホイスコーレでの生活は残すところ一週間となり、ShowOff(作品展)の日が来たのでした。その前編では、当日の朝の様子をご紹介。

 

静かな朝

ShowOffの朝はとても静かでした。
なぜかといえば、もちろん前日音楽フェスから遅く帰ってくる人たちが沢山いたこともありましたが、土曜日だというのもあります。土曜日はいつも11時からブランチがあって、もともとのんびりとした空気の漂う日です。

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この日もいつも通りの時間に起きて、ほとんど準備の終わった会場を見に行きました。あとは、この頃週末朝一のコーヒーを入れるのが僕の日課(?)みたいになっていたので、美味しいコーヒーを飲むために。

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静まり返った教室には、たくさんの作品が待っていた

校内で1番広い教室に所狭しと並べられた生徒作品。他にも食堂やラウンジなども全て使って、僕らの作品が展示されました。

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こちらは「楽」と呼ばれる焼き物です。

 

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半年間に作ってきたもの。悩んだり、楽しんだり、いろいろな気持ちが蘇ってきます。

 

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コースを超えて僕らはお互いが何をしていたのかを知っています。それは毎週末にあった好評のおかげでもあり、半年間同じ場所で生活していたおかげでもあります。

 

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誰が何を得意としていて、どんなことに悩んでいるのか。そしてそれはどうやったら解決できるのか。そんなことを毎日毎日繰り返しながら、ここまできました。

 

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日本人の僕にとってはどれもこれも新しいことだらけで、いつもいつも混乱したり迷ったり、それでも進んでいた日々だったと思います。

 

階段と食堂にはファッションコースの小作品がメイン

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ファッションコースの作品は、作品自体も素晴らしいのですがその見せ方もとてもうまいです。写真の力が作品をより素晴らしいく引き立てています。

 

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ファッションコースと選択授業での作品やグラフィックのシルクスクリーン印刷作品がが壁に張り出されていました。ファッションコースの立体作品は、ファッション部屋に展示されています。こちらはまた次回紹介しますね。

 

地下のスペースにはグラフィックの小作品

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地下スペースにはオリジナルスケッチブックやピクトグラム、レコードジャケットなどが展示されていました。

 

食堂奥にはポートフォリオも

食堂奥のスペースには、グラフィックコースの初期ポスター作品の他に、大学受験をするときに使用した生徒のポートフォリオも展示されました。ポートフォリオは過去の作品群ではなく、その受験のために作られた全て新規の作品です。彼らの底力が見れます。

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これからたくさんのお客さんが来ます

生徒の家族や先生の家族、そしてその友達!たくさんの人がこの後やってきます。この静けさはあと少しで終わってしまいそうです…。

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このエリアだけがいつもの風景を保っている…。

 

第128回目は「僕らのデンマークでの半年間を展示する(後編)」

卒業展にどんどん人が集まり始めました。会場はあっという間に人に埋め尽くされていまいました!

EP126 Aarhusの街を歩く。

The 24 week – ホイスコーレ日記126
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

音楽フェス会場を後にした僕は、もうこれなくなってしまうであろうその街を歩くのだった。

 

都市なのにとても綺麗

高いビルが少なく、空は広く、緑が程よくあるこの街はとても美しい。
海に近いこの街には何度かしか来れなかったけど、それだけで十分好きになれた。

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途中にはこんな綺麗な休憩場所があったりして。

 

どこか港町を思い起こさせるものもちらほら

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どことなくこの感じは港町を彷彿とさせるのは…僕だけ?

 

コンテナがいっぱい

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コンテナを利用したバンドの練習場や、物置、カフェなどが並んでいました。
なんだか「デンマークらしい」デザインだったり、よくあるストリートアートっぽいものがあったり。混在している様子はどこか日本を彷彿とさせます。

 

乗り物、乗り物?

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駅の近くには電車が置かれていました。デンマークで利用されている鉄道は、どこか丸っこくてかわいらしい。
他にもこの音楽フェスの次に行われるマラソンの告知デコレーションカーがあったり、いつも置かれているオブジェと遊ぶ子供がいたり。

 

イベント盛りだくさん

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音楽フェスを横目に、マラソンの準備も着々と進められているようでした。
ここオーフスマラソンと、コペンハーゲンマラソンがデンマークでは大きなマラソン大会のようです。DSDHからも精鋭たちが出場していました。みんなとても活動的!

 

学校に着いた

オーフスのバス停からバスに乗り、何度も通った通称学校から遠い方のバス停「Oolst」、季節が夏に移り変わろうとしている風景はとても美しい。

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第127回目は「僕らの半年間を展示する」

ついに始まる卒業展。でもみんなの頭は音楽フェス!