EP128 僕らのデンマークでの半年間を展示する(後編)

The 24 week – ホイスコーレ日記128
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

あっという間の半年間。ホイスコーレでの生活は残すところ一週間となり、ShowOff(作品展)の日が来たのでした。後編では、人が集まってきたあたりをご紹介。

 

デンマークの国旗が上がる

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朝の静けさから一転、デンマークの国旗が校庭に掲げられ、ShowOffが始まる11時には人がどんどん集まってきました。家族を見つけるとみんな一目散!みてみて!と言わんばかりに学校を紹介する姿はとても無邪気で純粋でした。だれも訪問者がいない留学生にとってはちょっと辛いところ…。

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生徒作品に見入る人たち

これから各方面に飛びちることになる生徒たちの力強い作品には、たくさんの人が目を奪われていました。

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校長先生のお話

会場にあふれんばかりの人が集まった頃、校長先生のお話が始まりました。

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ここは全てデンマーク語でしたので、僕には何の話をしていたのかわかりません。けれど、何となくわかるのはこの状況を祝福していること、そして十二分に楽しんでいってくださいということです。

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校長先生の話が終わると、歌の選択授業を取っていた人たちによる演奏会が始まりました。僕にとって、この曲は忘れられないものになりました。

 

校庭では波乗りが始まる

大教室での展示はShowOffの一部で、各コースの教室や校庭でも様々なアクティビティや展示が行われていました。

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校庭では、アーキテクチャの先生主導の「土壌サーフィン」が始まりました。前々から有志によってサーフボードが作られ、それで波乗りするんです。防水生地を敷き、水を流し込むと即席の波乗りフィールドが完成。残念ながら波乗りしているシーンは撮影してなかった…!

 

ファッションコースの部屋では

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ファッションコースの部屋では、色とりどりの作品が展示されていました。服の形をしたものから、プリント生地の様相のものまで。ファッションコースの課題は毎回タイトなスケジュールの中、みんながとても素晴らしい作品を連発していて、ものすごいガッツを感じました。

 

駐車場にはたくさんの車が

生徒の家族や先生の家族、そしてその友達!遠方から来る方も多いようで、なんとキャンピングカーの姿も見えました!

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自転車置き場ではファッションショーが行われた

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演出もよく練られたファッションショーが行われました。ここは普段自転車置き場として使用されているのですが、綺麗に整頓された会場からはそんな雰囲気を微塵も感じさせません。こんな規模のショーを、高校を卒業したくらいの人たちが作っている。そのことに驚き、感動を覚えました。日本もうかうかしてられないぞ!

 

続々ファッションコースの作品

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アーキテクチャコースは時に計画立案で課題が終了し、形がないことも多かった。
グラフィックは平面や小物が多かった。
そのなかでファッションコースは一つの会場に収まりきらないくらいのものを作り、さらにファッションショーまでやった。
そのパワーに僕はただただ驚き、結果にちょっと嫉妬し、頑張らねばと思うのでした。

 

そうしてみんな散っていく

ファッションショーが終わると、各自自分のタイミングで散り散りになっていきました。家族と週末を過ごすため帰省する人、部屋に帰る人、片付けを始める人、制作を再開する人…。そしてもちろん音楽フェスが待っている!!とはいえ、またいつもの静かな、けれどこの学校で最後の週末がやってきました。

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そういえば、Mette先生はめっちゃ写真を撮っていた(笑)

 

第129回目は「このタイミングで新しいRakuが出来上がる!」

セメスターの初めの頃にやったRakuの授業が終わった後に、残った素材で追加のお茶碗を作っていました。それがやっと焼かれることになったんです!