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EP133 しんみり授業と魔女な日

The 25 week – ホイスコーレ日記133
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この週は「魔女」を作りました。

 

ヨーロッパの風習?

この週は「魔女」を作っていました。これはデンマークのお祭りの一つのようですね。

参考はこちらに。
魔女を燃やす?!デンマークの夏至祭
http://samfunddanmark.blog.so-net.ne.jp/2010-06-30

デンマークの夏至祭では魔女の人形を燃やすそうなのですが、そのための人形を作ろうというわけです。でも形骸化しているのか、今回はFlemming先生の提案で「魔女」じゃなくて「妖怪」にしようということになりました。

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で、僕が作ったのはこいつ。下のピロピロも見えるように友達に持ってもらいました。
この夏至祭当日は大雨になってしまい、結局燃やすことはできませんでしたが…。なんだか面白い経験ができました!

 

授業はしんみりムード

妖怪の人形を作っているところまでは良かったのですが、あと1日授業が余ったんです。計画はされていたのでしょうけど。

その最後の日は、交換ノートみたいなものを作りました。
人数分のページにランダムな質問が書いてあって、それを本の持ち主に質問しながら絵を描く…。そうすると1冊の面白ブックの完成!というわけです。

これを作っている最中、みんな楽しんではいたのですが…。「これが最後なんだよね」「ここで授業することってもうないんだよなー」なんて言葉もちらほら…。本当に僕らはここからでてかなきゃいけないのかな、なんてまだ半信半疑でしたね。

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そんな中、Flemmingのお尻出し座りを激写してみんなで爆笑してました(笑)

 

第134回目は「Metteの家で最後のパーティ」

全ての授業が終わると、Metteの家でささやかなパーティが行われました。ダンスするやつじゃなくて、みんなでゆっくりご飯を食べました。

EP124 Are you curious?

The 24 week – ホイスコーレ日記124
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

Curiosityを表現する、という課題が僕らの最後の課題として言い渡されました。Curiosityをどう表現するのか。

 

興味を持つってどんなことだろう?

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こちらは以前もご紹介した画像。「興味関心ってなんだろうなぁ」と考えていた時のノートです。なにかこう、全然違うものから変な音とか、ものとかが出てきたら面白いよなぁ、、、なんて漠然と考えていました。

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そしたら、小さな箱の中に「箱庭」を作ったら面白いんじゃないか!という案にたどり着いたんです。

 

難航する人はとても難航していた

毎度のことではありますが、あっという間にアイディアを絞り込んでしまう人もいれば、何度もトライアンドエラーを繰り返して初めてたどり着く人、諦めてしまったりたどり着けない人もたくさんいます。そんな中で今回は、自分の持ち味である「細かいものを作る」ということがお題がぴったり合う地点を素早く見つけられたのは本当にラッキーでした。

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僕はひたすら、時間の許す限り「マッチ箱の中に広がる小さな世界」のバリエーションを作り続けました。これまでやりたかったけどできなかったミニチュアの技法、木を作ったり風車を回したり、大好きな切り絵の技法を取り入れたりと色々詰め込んでみました。その結果、こんなに小さく簡単に見えるものに数日を費やしたのでした。

 

完成したものはこちら

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僕が完成させた作品はポートフォリオにあります。

他のみんなの作品は、DSDHのホームページ上にまとめられています。「Curiosity」という画像を探して見てみてください。

万華鏡のようなものを作った子、漫画で表現する子、?ボックスを作って中身を想像させる子。色々な考えと答えがありました。

 

第125回目は「Show offが終わってないのに!最大のパーティーが始まる」

いよいよShow offなのに!準備の最中皆さんお待ちかねの音楽フェスも始まってしまいました。

EP123 卒業展示に向けての一週間

The 24 week – ホイスコーレ日記123
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

いよいよ残すところ2週間を切ったホイスコーレ生活。この週末には卒業展を控え、学校全体が慌ただしくなってきました。

 

なんでまたそんな予定を立てちゃうんだよー!

週末には卒業展があるのですが、同日に先週完成させて納品した「NorthSide 2016」も行われるという事実!

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音楽フェスの会場までは時間がかかるため、学校がバスをチャーターしてくれるということに。
金曜日の夜はグラフィックとファッションが会場に行っていいことに!
ってあれ?次の日の土曜日は卒業展のはず…?

「大丈夫、帰りのバスは22時にあるから!」

おぉ…。しかも3日間続くそのフェスに、卒業展準備、卒業展当日とその片付けもこなしながら行くのはとっても大変なのでは!?

月〜木:最後の課題作成
金曜:卒業展準備後、グラフィックとファッション 15時半に学校発 22時戻り
グラフィックとファッションは会場装飾をしたので、そのご褒美として行かせてくれました
土曜:11時から卒業展、卒業展後にバスが 17:30学校発 夜22時戻り
日曜:朝8時バスが学校発 驚異の夜1時戻り

というなんか卒業展より音楽フェスのほうが優先されたスペシャルメニュー!
ちなみに、日曜の帰りのバスが1時間くらい出遅れたのは言うまでもなく。さらに乗り遅れて朝帰りした人たちもいたとかいないとか。デンマークのパーティーすげぇ!

ちなみに僕は金曜日だけ、会場を見てきました。その様子はまた後日…。

 

話は戻って、卒業展までの製作は?

卒業展まで1週間となったことで、今週の課題と当日の動きについて打ち合わせが入りました。当日はこれまで製作したものを一堂に集めて展示をすること、そこに持っていきたいものは事前に選んでおくことなどが言われました。

同時に、今週の課題は「Curiosity」、好奇心を呼び起こすもの。

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これが僕の、僕らの、このホイスコーレで行う最後の課題になりました。

 

第124回目は「Are you curious?」

最後にやった課題についてご紹介します。

EP122 アナスの中華料理はうまいのか?

The 23 week – ホイスコーレ日記122
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

学校から一番近い複合スーパーマーケットの中にある中華料理屋さん。果たしてうまいのか。

 

週末はゆっくりさせてくれー

僕にとって週末ゆっくりするのはとても大事なこと。好きなことしたり、好きなところへ行ったり。けど、学校にいるとなんだかんだ人に捕まったりとか、やらなきゃいけないことを見つけてしまったりしてリフレッシュができない!ということで、自転車でふらりと近くのスーパーマーケットへ。

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いつものここです。

 

中華はどうでもよかったのだが

ということで、今回の目的は中華ではなかったのですが。ふと外食をあまりしていないことを思い出したのでチャレンジしてみることに。

ブッフェ形式で食べ放題、それで1500円くらい。デンマークではまだ良心的な価格設定かと。

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お味は…。
うーん…。
おもったよりも…。
全体的に大味で、僕の中にあった「中華料理屋に行けばハズレはない!」理論は崩されてしまったのでした。
味付けは多分、デンマークで手に入る調味料で作っているためものすごくあっさりしていて、求めていた中華料理ではなく。

これなら他のレストラン入ったほうがよかったかも!!

 

Søstrene Grene

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ここはタイガーと対をなすデンマークの低価格ショップ。タイガーよりちょっと高いけど、品質高めでシンプル&クール。最近日本にもお店ができたので、興味の有る方はぜひ!

Søstrene Grene(日本語)http://sostrenegrene.com/ja/

ちなみに、上の写真は気に入って使っていた石鹸です。

 

外に出て絵を描こう

こんな昼下がりはのんびりと、天気もいいしそとで絵を描こう!例によってスーパー裏の大好きな場所に行って、何にもなくって人気もない、まるでお正月の午後みたいな気持ちのいい場所で絵を描くことができました。

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こんな気持ち、日本にいたら忘れてしまいそう。時間がとてもゆるやかで、優しいんです。

 

スーパーに戻ると…?

時間はもう17時。週末は17時前には閉まってしまうこのスーパー内は、ものけの空になっていました。

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ちょいちょいある茶目っ気のある装飾は、人々をホッとさせてくれます。

 

第123回目は「ぼくらの最後の展示に向けて」

いよいよ最後の課題発表。そして、最後の展示に向けての話が始まります。

EP121 Festivalなでかいイラストボードを作ります!

The 23 week – ホイスコーレ日記121
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

この前の週に作っていたイラストブックは、それだけでは終わりませんでした。近くの街オーフスで行われた「NorthSide 2016」の環境装飾として使われることになったのです!!

 

6×6センチを畳1畳分にする

僕らが描いていたのは、A3用紙を半分にしたA4(210mm × 297mm)を1ページにして、全部で8ページのコミック。それを畳大の大きな合板ボードに書き写すというのですからもう大変!どうやったらいいの!?という声が多数上がる中、Metteが言い出したのは。

プロジェクターを使います!

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プロジェクターと言ってもコンピュータとつなぐやつじゃなくて、OHPと呼ばれる「置いた紙を大きく引き伸ばしてスクリーンに映す」という機械です。小学校とか中学校に埃かぶって置かれたりしてますよね。

自分で書いたイラストを一度スキャンし、それをOHPペーパー(透明の印刷用し)にプリントアウト、OHPで照射してその先にボードを置いてトレースするという方法でした。

面白そう…!!

 

OHPを使う前に

今回は合板ボードを白く塗るところから始まっています。今回は物が大きいのに時間がとても限られていて、2日間で完成させないといけませんでした。

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事前にに木肌色をしていた合板を白いペンキで塗りつぶし、乾かしておきます。

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3台のOHPをフル稼働して、20人が各々自分のイラストを転写していきました。

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転写が終わると今度は仕上げて行きます。
イラストレーションブックの課題では「色は使用禁止!」だったのですが、今回は2色までならOKと幅が広がり、思い思いの色を使って製作していました。

 

僕の場合

基本的に線の強弱で描いていたので、まずは拡大された線をアウトラインとして取って、その中を黒く塗りつぶしていくという方法で進めました。

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しかし集中線がとても曲者で、一番時間がかかってしまった…。規則的に直線を引くということがこんなに大変だなんて!

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主線が完成したら一旦外で乾かします。

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グレーの部分にタッチを入れて完成!!

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こちらは最初の写真より作業が進んだ頃の写真。夜遅くまで残って作業している人も多くいました。その合間ではコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしながらのたわいもない話もたくさんありました。

 

当日の展示の様子

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音楽フェスでは、このような感じで黒い壁に全員の作品を張り出していただきました。たくさんの人に見ていただけたこと、とても嬉しいかったですね!

当日の会場の様子はまた別途ご紹介したいと思います。

 

第122回目は「中華料理を食べよう」

残すところあと2週間程度となったホイスコーレ生活。知ってたけど行ってなかった「中華料理」屋さんにいってみることにしました。中華料理はどこでも外れない!というのが僕の中にはあったのですが、果たして…。

暑中お見舞い、もう残暑お見舞い?

今年の暑中お見舞いです。今年の夏も暑かった。そしていろいろな出会いと、いろいろなイベントがあった夏になったなと思います。このつながりが今後もますます発展して、どんどん面白い方向に向かっていきますように。

紙、ペン、コンピュータ着色