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EP134 Metteのお家パーティー

The 25 week – ホイスコーレ日記134
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この日は授業が終わるとみんなで学校のすぐ隣にあるMetteの家に行って、食事会をしました。

 

全コース、担当の先生と食事会をしている

この週はとにかくイベントが目白押しでした。そのうちの一つがMetteの家での食事会。他のコースもそれぞれ担当の先生の家に招かれていた様です。

グラフィックコースは、学校のすぐ隣にあるMetteの家に椅子を運び、机も運び、会場のセッティングをして。Metteの料理の手伝いをしたり、みんなで話をしながら料理が揃うのを待ちました。

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この頃になると日中は半袖でちょうど良い気温に!太陽も眩しくて、サングラスを使う人も多いです。

 

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料理を撮影しておくのを忘れた!

デンマークで数十年前から始まったというシンプルな食生活。
今回の食事は生グリーンピースからはじまり(とても甘くて美味しい!日本の枝豆みたいな感覚でしょうか)、Metteの庭で取れたてのバジルを使ったハーブ揚げ、ポテトやケーキ(うろ覚え…)、それとワインをみんなで食べました。どれもとても美味しくて感動!

 

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あと、デンマークでは誰かの家におよばれする時には「お土産」を持っていくそうです。僕らはMetteに「寿司用のお米10Kg」を風呂敷にいれてプレゼントしました!

 

楽しい時間はあっという間

気づけばあっという間に時間は過ぎて、パーティーは終わりました。
デンマークでの一般的な家庭料理が食べられたことはとても嬉しかったです。そしてMetteの家の中が日本のスタバみたいに綺麗に整っていたのには驚きました。同時にそれはデンマークの文化と、Metteの好きな日本の「ミニマリズム」が組み合わさった素敵な答えなんだと思います。

 

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なんだかいろんなことを思い出してきちゃったなぁ。

 

第135回目は「遊園地に行くよ!」

このタイミングで遊園地!?最終週の1日はみんなで遠足です!

EP133 しんみり授業と魔女な日

The 25 week – ホイスコーレ日記133
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。この週は「魔女」を作りました。

 

ヨーロッパの風習?

この週は「魔女」を作っていました。これはデンマークのお祭りの一つのようですね。

参考はこちらに。
魔女を燃やす?!デンマークの夏至祭
http://samfunddanmark.blog.so-net.ne.jp/2010-06-30

デンマークの夏至祭では魔女の人形を燃やすそうなのですが、そのための人形を作ろうというわけです。でも形骸化しているのか、今回はFlemming先生の提案で「魔女」じゃなくて「妖怪」にしようということになりました。

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で、僕が作ったのはこいつ。下のピロピロも見えるように友達に持ってもらいました。
この夏至祭当日は大雨になってしまい、結局燃やすことはできませんでしたが…。なんだか面白い経験ができました!

 

授業はしんみりムード

妖怪の人形を作っているところまでは良かったのですが、あと1日授業が余ったんです。計画はされていたのでしょうけど。

その最後の日は、交換ノートみたいなものを作りました。
人数分のページにランダムな質問が書いてあって、それを本の持ち主に質問しながら絵を描く…。そうすると1冊の面白ブックの完成!というわけです。

これを作っている最中、みんな楽しんではいたのですが…。「これが最後なんだよね」「ここで授業することってもうないんだよなー」なんて言葉もちらほら…。本当に僕らはここからでてかなきゃいけないのかな、なんてまだ半信半疑でしたね。

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そんな中、Flemmingのお尻出し座りを激写してみんなで爆笑してました(笑)

 

第134回目は「Metteの家で最後のパーティ」

全ての授業が終わると、Metteの家でささやかなパーティが行われました。ダンスするやつじゃなくて、みんなでゆっくりご飯を食べました。

EP132 Yusuke Gotoh Koppen!!

The 25 week – ホイスコーレ日記132
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最終週となった第25週目。卒業を控える中、各コース対抗「テーブル・フットボール」大会が開催されました!

 

「ユースケ・ゴトー」カップってなんだ?

これ、このホイスコーレに入った時からの疑問でした。
だって、壁にずっと貼ってあるんですもん。

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入学した当初、先生に聞いてもなんだかよくわからないみたいな答えが返ってきて、そのまま放置してました。
卒業間近でついにわかったのは、「ユースケ・ゴトーカップ」は「テーブル・フットゲーム」の大会名だった!ということ!!

 

その昔、ある日本人がルールを作った

聞いた人が間違ってましたね、今回の先生が全てを知っていた。
このホイスコーレが始まった頃、ある日本人(ユースケ・ゴトーさん)がテーブル・フットゲームのローカルルールを作って、それが定着し、毎学期最後の恒例行事となった様です。
ルールはいたってシンプルで、普段遊ぶときに慣れている人たちが使う、卑怯ではないけど初心者お断りな最強スキルを封印して、みんな同じレベルで戦おうというものでした。

 

ここ数年はアーキテクチャが勝ちまくってる

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この表によると、近年グラフとファッションは勝てていない様子。というか、ファッションはまだ一回も優勝してない!!
そしてこの学期の優勝は…

なんとグラフィック!!!!!!やりました!!!!

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しかしその優勝の裏に奇跡のルールが

実は今回のゲーム、グラフィックとアーキテクチャがタイになりました。あー引き分けだね、という空気が漂う中、先生が衝撃の一言…。「優勝はグラフィック!」

えっ、なんで?どうして?
という声がささやかれる中、先生は僕を指さし「Because of you!!!」

なんと、引き分けになった場合日本人が1人でもいるチーム側が勝つというルールが発動!これまで一度も使われなかったこのルールが、2008年のスタート以来ついに発動してしまった!ということらしいのです!

「チートだ!そんなルールは知らないぞーーー!」
なんて言われつつも、グラフィックチームはめっちゃ大喜び!!やったーというムードと、大笑いするムードで最高のゲームになりました。

そしてこのルール作ったユースケ・ゴトーさんは今何をしているのか。ぜひ会ってお話ししてみたい。

 

第133回目は「しんみり授業と魔女の日」

最後の週の授業は、なんだかちょっとしんみりムード。そうか、もうこのメンバーがここに揃うことはもうないのかもしれない。なんて考えたことなかった。

EP122 アナスの中華料理はうまいのか?

The 23 week – ホイスコーレ日記122
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

学校から一番近い複合スーパーマーケットの中にある中華料理屋さん。果たしてうまいのか。

 

週末はゆっくりさせてくれー

僕にとって週末ゆっくりするのはとても大事なこと。好きなことしたり、好きなところへ行ったり。けど、学校にいるとなんだかんだ人に捕まったりとか、やらなきゃいけないことを見つけてしまったりしてリフレッシュができない!ということで、自転車でふらりと近くのスーパーマーケットへ。

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いつものここです。

 

中華はどうでもよかったのだが

ということで、今回の目的は中華ではなかったのですが。ふと外食をあまりしていないことを思い出したのでチャレンジしてみることに。

ブッフェ形式で食べ放題、それで1500円くらい。デンマークではまだ良心的な価格設定かと。

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お味は…。
うーん…。
おもったよりも…。
全体的に大味で、僕の中にあった「中華料理屋に行けばハズレはない!」理論は崩されてしまったのでした。
味付けは多分、デンマークで手に入る調味料で作っているためものすごくあっさりしていて、求めていた中華料理ではなく。

これなら他のレストラン入ったほうがよかったかも!!

 

Søstrene Grene

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ここはタイガーと対をなすデンマークの低価格ショップ。タイガーよりちょっと高いけど、品質高めでシンプル&クール。最近日本にもお店ができたので、興味の有る方はぜひ!

Søstrene Grene(日本語)http://sostrenegrene.com/ja/

ちなみに、上の写真は気に入って使っていた石鹸です。

 

外に出て絵を描こう

こんな昼下がりはのんびりと、天気もいいしそとで絵を描こう!例によってスーパー裏の大好きな場所に行って、何にもなくって人気もない、まるでお正月の午後みたいな気持ちのいい場所で絵を描くことができました。

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こんな気持ち、日本にいたら忘れてしまいそう。時間がとてもゆるやかで、優しいんです。

 

スーパーに戻ると…?

時間はもう17時。週末は17時前には閉まってしまうこのスーパー内は、ものけの空になっていました。

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ちょいちょいある茶目っ気のある装飾は、人々をホッとさせてくれます。

 

第123回目は「ぼくらの最後の展示に向けて」

いよいよ最後の課題発表。そして、最後の展示に向けての話が始まります。

EP121 Festivalなでかいイラストボードを作ります!

The 23 week – ホイスコーレ日記121
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

この前の週に作っていたイラストブックは、それだけでは終わりませんでした。近くの街オーフスで行われた「NorthSide 2016」の環境装飾として使われることになったのです!!

 

6×6センチを畳1畳分にする

僕らが描いていたのは、A3用紙を半分にしたA4(210mm × 297mm)を1ページにして、全部で8ページのコミック。それを畳大の大きな合板ボードに書き写すというのですからもう大変!どうやったらいいの!?という声が多数上がる中、Metteが言い出したのは。

プロジェクターを使います!

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プロジェクターと言ってもコンピュータとつなぐやつじゃなくて、OHPと呼ばれる「置いた紙を大きく引き伸ばしてスクリーンに映す」という機械です。小学校とか中学校に埃かぶって置かれたりしてますよね。

自分で書いたイラストを一度スキャンし、それをOHPペーパー(透明の印刷用し)にプリントアウト、OHPで照射してその先にボードを置いてトレースするという方法でした。

面白そう…!!

 

OHPを使う前に

今回は合板ボードを白く塗るところから始まっています。今回は物が大きいのに時間がとても限られていて、2日間で完成させないといけませんでした。

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事前にに木肌色をしていた合板を白いペンキで塗りつぶし、乾かしておきます。

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3台のOHPをフル稼働して、20人が各々自分のイラストを転写していきました。

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転写が終わると今度は仕上げて行きます。
イラストレーションブックの課題では「色は使用禁止!」だったのですが、今回は2色までならOKと幅が広がり、思い思いの色を使って製作していました。

 

僕の場合

基本的に線の強弱で描いていたので、まずは拡大された線をアウトラインとして取って、その中を黒く塗りつぶしていくという方法で進めました。

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しかし集中線がとても曲者で、一番時間がかかってしまった…。規則的に直線を引くということがこんなに大変だなんて!

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主線が完成したら一旦外で乾かします。

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グレーの部分にタッチを入れて完成!!

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こちらは最初の写真より作業が進んだ頃の写真。夜遅くまで残って作業している人も多くいました。その合間ではコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしながらのたわいもない話もたくさんありました。

 

当日の展示の様子

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音楽フェスでは、このような感じで黒い壁に全員の作品を張り出していただきました。たくさんの人に見ていただけたこと、とても嬉しいかったですね!

当日の会場の様子はまた別途ご紹介したいと思います。

 

第122回目は「中華料理を食べよう」

残すところあと2週間程度となったホイスコーレ生活。知ってたけど行ってなかった「中華料理」屋さんにいってみることにしました。中華料理はどこでも外れない!というのが僕の中にはあったのですが、果たして…。

EP120 日本から帰国したMette

The 22 week – ホイスコーレ日記120
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

日本に旅行していたMetteがデンマークに帰国しました!

 

弾丸旅行を計画したこともあるとか

Metteはとにかく日本好きで有名、デンマークの新聞にも載っちゃいました。
それを象徴する話が、0泊2日の日本旅行。飛行機は片道14時間はかかるから…。いやー、滞在時間が短すぎる!!

今回は一週間の日本旅行だったのですが、相撲を見たり、舞踏を見たりと日本人の知らない日本を満喫していただけたようです。特に「舞踏」の方。僕は「仮面舞踏会」みたいなものを想像したんですがそうじゃないらしいです。舞踏に「日本のテイストである能など」を組み込んだものが日本独自の文化として成長し、今結構「キテ」いるとか。

 

日本のプレゼン

冒頭の写真は今回Metteが日本に行った時に集めたコレクションの一部で、「桃の柄のマッチ」や、「牛乳石鹸」「コーヒーの缶」「お醤油ケース魚型」など、確かによく見るとか、代名詞みたいな商品をあちこち集めているんだなぁと思います。そしてその話をプレゼンでみんなにシェアしてくれるんです。

なんでこのコレクションが日本ぽいのか?
キャラクターを使った大胆なデザイン?
合理的なプロダクト?
お弁当箱は海外では使われていない?

あとは街中にあるサインがどれも面白いらしく「なんでいちいち止まれとか書いてあるんだろう!」と言っていました。また、それ専用のピクトグラムがあるのも面白いようでした。

あとはどこから見つけてくるのわからないのですが、「ワールドオーダー」のPVも見せてくれました。いくつか日本のCMも。これらもとても日本的らしく、先生はとても楽しそうに紹介していました。

 

日本からのお土産

Metteが帰ってきたその日、僕の部屋の前には日本のコンビニの袋に入ったチロルチョコが置かれていました。「お土産だよ♪」というMette先生、とっても嬉しかったけど「食べ残しちゃったから」と一緒に言っちゃうあたりが憎めない!

日本人の僕なんかより、よっぽど日本を知っている!
デンマークに来て日本をたくさん再発見したのでした。

 

第121回目は「Festivalなでかいボードを作る」

以前ご紹介した「Festialなコミック」ですが、なんとこれ、音楽フェスの装飾として使用されることになりました!使用するにあったって畳大のサイズに拡大する必要があるのですが…!?

EP119 愛すべきOld game geek

The 22 week – ホイスコーレ日記119
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

愛すべきGeek、Flemming。彼は古いゲームの大ファンで「秋葉原行ってゲーム買いたい!」と騒いでおりました。

 

ついにファミコン設置

今回の課題「Festival」を担当するのはFlemming(フレミング)先生。彼は結構有名なイラストレーターであり、オールドゲームが大好きなオタクでもあります。特に日本のふるーいゲーム、PC9800とかもうちょっと前のマイコンで遊べるゲームをコレクションしています。

ちなみに冒頭のファミコンは日本から買ったもの。電圧もコンセントも違うデンマークで動かすために変圧器を用意し、テレビも業務用の特別なものを利用することで日本とヨーロッパで異なる表示形式の問題も回避。ものすごく手間とお金かけてますよ、これ!

 

あちこちからゲームを買い漁る

時に日本の個人製作者にゲームに必要なパーツを売ってくれないかとコンタクトを取り(どうやって見つけたんだ)、時にはヤフオクを使用したり…。謎のスキルを持っています。

彼の部屋には日本のゲームボーイや64、プレステのゲームなどが所狭しと並んでいました。
彼曰く、RPGは言葉がわからないから難しいけど、アクションやシューティングは言葉がわからなくても遊べるから楽しい!とのこと。

日本の古いゲームは技術の結晶だ!最高のドット絵だ!最高のストーリーだ!最高の音楽だ!と熱く語っていただけて日本人として嬉しかったです。日本人が忘れてしまっても、本当に良いものは必ずどこかで誰かが、長い間愛してくれている!!

 

第120回目は「Metteのプレゼン」

毎回昼食前には、学内先生や外部講師を招いて30分の短いプレゼンが行われます。今回はメッテが日本に行った時のことを語りまくっていました。