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EP109 クラスメイトオススメ!動植物園に行く。その2

The 19 week – ホイスコーレ日記109
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

時々「アナスの街にある動物園には行った?」と聞かれることがありました。彼らは小学校の頃に遠足などで行ってよく知っている場所のようです。どんなところなんだろう?ということで、行ってみることにしました。

 

動物園には黒ひょうがいた

外に出る扉からは、動物園のゾーンに行くことができます。ただ、正直こちらはアスレチックの雰囲気が強く、特別面白い動物がいたりするようなことはありませんでした。

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例えば黒ひょうのような珍しいものはいましたが、その他は豚や山羊、牛などといった「よくいる」動物たちです。さすがにこちらは檻に入っております。

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アスレチックスペース

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アスレチック広場では子供達が遊んでいました。また、イベントができそうなステージも併設されていました。外の空間は想像以上に広く、サクッと歩いても一周するのに30分ほどかかってしまいました。

 

ユニークな動物の展示方法

面白いのは身近な動物の展示方法で、例えば牛の前には「これからどうやって食肉になっていくか」の説明が写真付き!で解説されていたり、「昆虫のオアシス」と称して昆虫にとって住み心地の良い区画を作り、そこに草花を植えて共存させるような場所がありました。

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木などを使って、小さな穴を作ったスペースに昆虫を誘致(?)して、その場所の環境を活性化させるという試み。身近な動物だからこそ、どう自分たちと関わっているのか、何が起こっているのかを見ることができるというのは、子供達にとっても勉強になるなと感じました。

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どれも自然体を大切にし、現実から目を背けないデンマークらしい展示方法だなと思いました。

 

屋内には変温動物を展示

ちなみに屋内にも動物園があり、主に蛇などの爬虫類がメインに展示されていました。骨格の展示や、人数制限はありましたが直接蛇に触れるスペース、蝶と戯れるスペースなどもありました。

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美しく静かな水族館

水族館にはよくある「青い綺麗な水の中を泳ぐ魚を見る」というものの他に、併設されている植物園と続く水槽(緑色)にいる大小様々な熱帯魚を見ることができます。こちらはそういう意味では大きな特徴はありませんでしたが、こんなところまでそうそう人はやってきませんので、ゆっくりと感傷に浸ることができました。

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おきまりの売店では特に何も買わなかった

売店には人形やおもちゃなどのグッズが売っていましたが、こちらはよくある「他のミュージアムや水族館でも見たことのあるようなもの」がいっぱいです。オリジナルのグッズなどもありましたが、僕は今回特に何も買いませんでした。

 

動植物園を後にして…

もうなかなか来ることができなくなりそうなアナスの街を見て回ることにしました。初めて来た時は右も左も分からないでさまよった町も、今となってはだいたい土地勘のついた近所の街みたいなイメージに。まだまだ知らない場所や知らないこともたくさんあるけど、こんなにイメージが変わるなんて。

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今回は週末に行ったため、ほとんどのお店がお休みでした。それでも冬の時に比べて活気があるように感じるのは季節が変わって、人々の気持ちもウキウキし始めたからなのかもしれません。

 

第110回目は「HANAMI!!!」

日本大好きメッテ先生主催の、お花見が行われました。日本で買った「ONIGIRI MACHINE」を持ち込むという手の入れようにはびっくり!!

EP108 クラスメイトオススメ!動植物園に行く。その1

The 19 week – ホイスコーレ日記108
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

時々「アナスの街にある動物園には行った?」と聞かれることがありました。彼らは小学校の頃に遠足などで行ってよく知っている場所のようです。どんなところなんだろう?ということで、行ってみることにしました。

 

いざ、アナスの町へ!

アナスは学校からバスで30分ほどの場所なのですが、例によって学校からのバスは平日しか出ておらず…。週末に友達の自転車を借りて、別のバス停に向かいました。

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このなーんにもない風景を10分ほどこぎ続けるとバス停です。何度も何度も通った道、愛着が湧いてきます。

 

アナスに到着してから川沿いを歩く

この頃になると地図を見なくても今自分がどこにいるのかわかるようになっていたので、動植物園に向かう途中にある川のそばを歩いて行くことにしました。

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季節はすっかり春に。草木が青々として、空気も冴え渡ります。とてもシャキッとした、綺麗な春に久しぶりに出会いました。

 
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ちょっとしたベンチもおしゃれに見えますね。

 
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ふと横を見れば、動植物園の前にはコートが設置されていて、バレーボールをやっている人たちがいました。どこに行ってもすぐに体を動かすことができるスペースがある、これは素敵なことだと思います。

 

そしてこちらが動植物園の場所です。
Randers Regnskov
regnskoven.dk

 

すっごく良かった!!

話に聞いていた以上にとっても良かった!というのが感想でした。
デンマークは良くも悪くも、色々なものがコンパクト。そんな中でもここの動植物園はボリュームも見応えもありました。

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ちなみに!
入場料は3,000円ほど。高いと見るか、安いと見るか、普通と見るか。学割ありますよ!!!チケット購入時聞いてみてください。

 

園内は大きく4区画

入場すると、園内は大きく4区画に分けられていていました。

・植物園:ドーム型の温室に熱帯植物と小動物
・動物園:屋外に大型の動物とアスレチック
・水族館:海の魚たちと、時々植物園とつながった水槽に熱帯魚
・お土産の売店とカフェ:毎度おなじみミュージアムショップ

 

植物園は熱帯雨林

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植物園はまるでラピュタを彷彿とさせる丸い温室ドームに作られていて、北欧では珍しい(と思われる)熱帯系の植物や動物を眼の前で見ることができます。日本人からするとあまり珍しくない植物が多いかもしれません。

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そもそも北欧はカラッとした気候なので、そこに入ったらカメラやメガネのレンズが曇るなんて場所も少ないでしょうし、そこかしこにデンマークに来てから見たこともなかったゴキブリがいるというだけでもエキゾティックな空間です。

 

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タイの方からインスピレーションを受けたような石像や、カラフルな鳥などを文字通り「目の前」で見ることができます。よっぽど危険な生き物でない限り、ここでは放し飼いにされているため眼の前で見ることができると思って間違いありません。すごい。

 

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葉っぱで巣を作るアリなんて図鑑でしか見たことなかった!しかもこれが仕切りも何もないところで、眼の前で生きて、動いてる!すごい!!

 

第109回目は引き続き動植物園の魅力をお伝えします

明日は動物園ゾーン、水族館ゾーンを写真を交えてご紹介します!