The 18 week – ホイスコーレ日記92
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。
ベルリン3日目は、各コースに分かれました。グラフィックコースは東西にベルリンが分かれていた頃のデザインが集められた美術館に行き、DSDHを卒業後ベルリンで就職した卒業生に会いに行き…。と盛りだくさんでした。
デザイン統制
戦時下、ベルリンがまだ東西で分断されていた頃の話。
工業製品を作れる会社は限定されていて、(例えば電球はA社、鉄道はB社のようなかんじ)、デザインもまたある意味無機質で、ある意味シンプルなものが用いられていたようです。その理由とかまではしっかり聞き取れなかったけれど、1つの会社が1つの製品を作り続ける、国の許可がないと作れないみたいな、デザイン的に見ても、工業活動的に見ても不思議な時代だったようです。
ガラクタ…?
その他にも、世界中から集められたと思われるガラクタ(?)も併設されて展示されていました。
美術館のコンセプトとしては、日常的に使用されているものをコレクションするということみたいです。とにかく量があるので、一つ一つはとても見てられない!!
■Museum der Dinge
■入場料:6ユーロ(学生4ユーロ)
http://www.museumderdinge.org/
今回訪れたのはこの美術館。
いつもの生活に溢れているものをコレクションしまくっています。僕らからすれば、ヨーロッパ的な物は非日常なわけで、コンパクトな場所ではありますが見応えがあります。
小さなデザイン会社訪問
この日はベルリンでデザイン事務所を経営している方の話も聞きに行きました。こちらはDSDHとは関係のない会社。
そして残念なことに…、このとき一番前の席に座ったのにもかかわらず…居眠りをしてしまいました…。
お話が終わった後にみんなから「笑をこらえるのが大変だった!」と言われ、たいそう僕はふねをこぎまくっていたようで、得したような恥ずかしいような、申し訳ないような色々な気持ちが入り混じっていたのでした。
そのため内容はあまり覚えておらず。たしか、環境問題や貧困にアプローチするような本の出版などについて紹介された記憶があります。(おぼろげ)
この後は卒業生に会いに行きます
美術館を後にした僕らは、DSDHを卒業後、ベルリンのデザイン事務所に就職した卒業生に会いに行きました。
ベルリン編、まだまだ続きます。