デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。
旅行から帰ってくると、そこからはまた普段通りの授業が始まります。いつもと違うのは、この頃から受験に向けて課題をこなすグループと、そうでないグループに分かれて進めていくところです。
今回は4日ほどしか作業時間がないなかで(僕が旅行に出ていたせいもあるけど)、2人1人組でグループをつくり、お互いに質問をしあって、それを元にビジュアル化するということをしました。例えば子どもの頃のことで今でも覚えていることとか、将来の夢とか。
そうやってできたのが「Ghost writer」です。
元々は「自分のことを誰かに代筆してもらう」という意味でこのタイトルが付けられています。
僕は一緒にグループになった女の子に1時間インタビューをしてそれを録音し、それを元にして12ページ、A4サイズのイラストレーションブックを作りました。どんなものが出来上がったかはポートフォリオを参照いただくとして、ここではその過程の一部をご紹介します。
まず課題が言い渡されてグループ分けされ、その後インタビューをする。僕はグループになった彼女の思い出はとても可愛らしいと考え、柔らかい絵本のようなテイストで作ることに決めました。鉛筆で下書きをした後スキャンしてデジタル化し(今回は印刷所に入稿するため、その入稿データまで作ることも課題のうちでした)、Photoshop上で水彩タッチで色を付け、Indesign上で配置などを組みました。
入稿データはPDFの指定があったので、それで作成。
とにかく楽しく作れた課題の一つで、僕のお気に入りでもあります。