EP102 まるっとMade from ベルリン!イラストブックを作る。

The 18 week – ホイスコーレ日記102
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン5日目はベルリン旅行前から選んでいた選択コースのアクティビティーをします。地下水道に行ったり、美術館に行ったりというコースの中から、ぼくはイラストレーションを選びました。

 

出来上がったものはこらです

早速ではありますが、出来上がったイラストブックはこちら。

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詳細は下記ポートフォリオをごらんください。
Illustration Book of Berlin

ノート自体はアクティビティー当日の朝に渡されましたが、ベルリン到着後最初のアクティビティー(町中にパブリックアートを作る)の時から「町にあるポスターや草木など、コラージュに使えそうな素材を集めておく」ということをしていました。

以前ご紹介した通りポスターやシールなどが町中に貼られていて、それらを取っても誰も何も言わないわけです(この感覚も日本の文化からすると不思議かも!)。それらを使ったり、ベルリン市内でスケッチをしながら「まるごとベルリン!」なノートブックを作るアクティビティーでした。

 

でも伝えたいのはそのプロセス

ということで、今回はこのアクティビティーで何をしていたかをご紹介します。
まずはホテルから出て、街を先生と一緒にほっつき歩きます。おそらくコースは設定されていたので、そこを歩きながら自由に素材を集めたり、スケッチをしていきます。

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上の写真の場所には座る場所があり、みんなでスケッチをしたり、ここまで集めた素材をコラージュしたりしていました。そういえば、ノート以外にスティックのりももらいましたね。

余談ですが、最初僕と僕の友達は写真のずっと奥の方の場所でスケッチしていました。そしたら、昼間っから酔っ払ったおじさんたちに絡まれたので移動した…ということがありました。移民も多いドイツでは、いろんな価値観の人たちが一緒に暮らしていることを再認識しました。

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この広場の横にはこれまたベルリンの壁が。そしてびっちりと落書き。

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公園側は裏側からの様子で、表側にも力作がズラリ。
二枚目の写真「ホーネッカーとブレジネフの熱いキス」は一度くらい見たことがある絵じゃ無いでしょうか。すごく印象に残ります。

この辺に詳しい情報がありました。
ホーネッカーとブレジネフの熱いキス

 

不思議な絵もあった

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こんな絵もあったけど、何の意味なのかサッパリだった…。

 

メルセデス・ベンツ・アリーナ!!

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ベンツはドイツの自動車メーカー。こんなところに普通に関連建物がありました。ベルリンでは日本車(トヨタ、ニッサンなど)や韓国車(ヒュンダイ)も見かけましたが、ベンツもよく見かけました。それこそ、ゴミ収集車からトラックまで。

 

ちょっと休憩

休憩を兼ねて、ちょっとしたカフェスペースへ。

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ここは日当たりがすごくよくって、とても気持ち良いスペースでした。僕はここでポートフォリオにも掲載した絵を描きました。

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このスペース、お天気が良ければとてもおすすめ!ちなみに横にはスケートボード場もあり、小さい子供から大人まで練習に励んでいましたよ。
ちなみに場所はこちら。

Skatehalle Berlin
Revaler Str. 99, 10245 Berlin, ドイツ
skatehalle-berlin.de

 

カメラのレンズが…!!!

余談ですが、この時持っていた一眼カメラのレンズが壊れていることに気づきました。

実は前日にカメラケースに入れた状態で落としてしまうということがあって、その時は平気だったのを確認したのですがどこかのタイミングで割れてしまったようです。

不幸中のさいわいで、割れたのはカメラのレンズにつけておいたプロテクター部分のみ。その部分を捨て、後日新しいものを買いました…。(ショックすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました)

 

お昼ご飯を食べよう

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お昼時が近づき、僕らは食事する場所を探し始めました。けど、学校のアクティビティーだったのでお昼代は学校持ち!ということで上の写真の場所に行きました。

ここは色々なレストランが集まる、フードコートのような場所。なんと入り口には門番の人がいて、水とか食べ物を持ち込んで無いかチェックされます。持ってたら入り口に置いていくか、その場で捨てなければいけません…。なんてルール!!

僕らは結局ここでは食事をしませんでした。なぜかというと「領収書が作れなかったから」。学校持ちなので必要だったんでしょう。

しかも18人くらいで行動していたので大量の注文をしなければならず、なかなか受け入れてくれるお店がない!その中から先生は一軒のパスタ屋さんと交渉、そして商談成立。店主の人も思わぬ団体客に喜んでいたものの、領収書が作れないと発覚すると「じゃ、いいわー。」と次の場所を探し始めた先生にパスタ屋店主が苦渋の顔をしたのを僕はしっかり見ておりました。そしてあんなに頑張って交渉してたのに切り替え早いな先生!と僕は驚いておりました。

 

お昼はこっちで食べました

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なんだかとってもオシャレな飾り付けのカフェで、ベーグルをいただきました。モチモチのベーグルに僕らも大満足。野菜や肉、チーズなどいろいろ挟まれてましたよ。

 

この後も引き続き街を歩き、公園にたどり着いた

街を歩き続け、最終的に僕らは開けて綺麗な公園にたどり着きました。
ここでスケッチをしたり、コラージュをしたり、これまでの総まとめをして後でみんなで見せ合いましょう!ということに。

椅子に座りながら絵を描いていると、突然「絵を描いてるんですか?」と話しかけられました。その人はベルリンでエンジニアとして働いているらしく、自分も絵を描いたりしてるという話をしていました。けどなかなか上手く描けないし、人前で描くなんてすごいことだよ!なんて話を10分ぐらいしてました。まさに異文化コミュニケーション!

そのあと彼は帰って行きました。この日は仕事はお休みだったようです。

そんなこんなで時間は経って。講評タイムです。

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講評と言っても、一人一人のノートを回し見して「あー、これいいよね!」とか、「このシールどこで取ってきたの!?」とか、そんな話をしていました。そして自分のノートブックで一番好きなページを開いて地面に開き置き、記念撮影。

いやー、なんだか思いっきり作って描いて、本当に楽しかった!!
ちなみに、最後の公園はこちらです。

Boxhagener Platz
Grünberger Str., 10245 Berlin, ドイツ

 

第103回目は「デンマークへの帰国」

ずっと続きましたベルリン編、いよいよ次回で終了いたします。出発時はまだ寒かったデンマーク、帰国すると春が来ていました。

ということで、ベルリン編、あともうちょっとだけ続きます。