EP126 Aarhusの街を歩く。

The 24 week – ホイスコーレ日記126
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

音楽フェス会場を後にした僕は、もうこれなくなってしまうであろうその街を歩くのだった。

 

都市なのにとても綺麗

高いビルが少なく、空は広く、緑が程よくあるこの街はとても美しい。
海に近いこの街には何度かしか来れなかったけど、それだけで十分好きになれた。

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途中にはこんな綺麗な休憩場所があったりして。

 

どこか港町を思い起こさせるものもちらほら

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どことなくこの感じは港町を彷彿とさせるのは…僕だけ?

 

コンテナがいっぱい

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コンテナを利用したバンドの練習場や、物置、カフェなどが並んでいました。
なんだか「デンマークらしい」デザインだったり、よくあるストリートアートっぽいものがあったり。混在している様子はどこか日本を彷彿とさせます。

 

乗り物、乗り物?

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駅の近くには電車が置かれていました。デンマークで利用されている鉄道は、どこか丸っこくてかわいらしい。
他にもこの音楽フェスの次に行われるマラソンの告知デコレーションカーがあったり、いつも置かれているオブジェと遊ぶ子供がいたり。

 

イベント盛りだくさん

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音楽フェスを横目に、マラソンの準備も着々と進められているようでした。
ここオーフスマラソンと、コペンハーゲンマラソンがデンマークでは大きなマラソン大会のようです。DSDHからも精鋭たちが出場していました。みんなとても活動的!

 

学校に着いた

オーフスのバス停からバスに乗り、何度も通った通称学校から遠い方のバス停「Oolst」、季節が夏に移り変わろうとしている風景はとても美しい。

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第127回目は「僕らの半年間を展示する」

ついに始まる卒業展。でもみんなの頭は音楽フェス!

EP125 ShowOffの準備がまだ続いてるけど!?でっかいパーティーが始まった。

The 24 week – ホイスコーレ日記125
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ShowOff、卒業展を明日に控えた2016年6月17日、その日は音楽フェスの開始日でもあった…。

 

どっちも大事!

卒業展も大事だけれど、音楽フェスも大事!
開催の一週間前から学校内は音楽フェスの話題で持ちきり!お気に入りのアーティストがいつ出演するかをチェックして、そこに間に合うようにいかなきゃ!って。そういうのを学校側が受け入れて折衷案を出し、計画に組み込むのもなんだかデンマークらしい。

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学校で一番広い会場を使って、卒業展の準備は続けられました。
けど、前回書いたように学校から会場行きのバスが15時半に出ます。
これは学校が手配してくれたバスです。音楽フェスに作品を提供したグラフィックとファッションコースのみんなにご褒美、というニュアンスではありましたが…。二足のわらじを履きながらやるのって大変じゃなかろうか。しかもみんな音楽フェス>卒業展ですし…。

 

とにもかくにも予定は予定!

準備は完全に終わらなかったけど、とにかく出発だ!

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建築コースはなんだかとても大きなアスレチックをゴリゴリ作っていました。
この日は時間の許す限り作り続けるようです。

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ということで、会場に到着!学校から約1時間のバス旅でした。

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僕らは関係者扱いだったので、裏口から入場。もちろん無料です。

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会場にはたくさんの人たち!!

 

僕らが作った作品

会場にはグラフィックと、ファッションが作品を提供しました。

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総勢20名以上による、大きな絵はグラフィックの作品。壁に一堂に張り出されると、ものすごい迫力がありました!みんな自分の作品が展示されることをとても喜んでいました。

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こちら、ちょっと見づらい写真なのですが…。奥の方にあるカラフルな壁は、ファッションコースが長い時間をかけて作っていた「布の絵画」です。こちらも会場を華やかに彩っていました。

 

その他会場の様子など

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僕ら以外のアーティストも会場に作品を提供していたようです。

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飲食ブースやゴミ箱のデザインもシンプルでかっこいい。

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こちらはステージ。会場内には3〜4つほどの大ステージがあり、同時に複数のアーティストが楽曲を披露していました。この日、金曜日は初日で、まだ会場したばかり。出ているアーティストも前座的な香りが強く、まだまだ人は集まっていませんでした。この後数時間すると、この会場が人で埋め尽くされました。

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こちらは一般会場入り口。

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こちらは男子用の公衆トイレ。なんて斬新なデザイン…。隣が見えてしまいそう。

 

Metteは速攻で帰って行った

会場までバスの引率もしてくれたMetteは、僕らを会場に送り届けると速攻で帰って行きました。「帰りのバスの時間を忘れないでね、帰ってこれなくなっても知らないよ!」と言いながら。恐らく卒業展の会場準備をしてくれていたのでしょう…。お祭り大好きな人なのに、すごいな。ありがたい。(でも二日目と三日目はばっちり参加したみたい)

僕は音楽フェス自体に興味を持てず…。ざっと見た感じ知っているアーティストもいないし、ここで夜通しみんなと同じように騒いだら絶対に体をこわす自信がある!ということで帰りのバスを待たずに自力で学校まで帰ることにしました。そういう人も何人かいたようです。または、こなかった人もいたみたい。

 

第126回目は「オーフスの街を歩く」

音楽フェスの会場からバス乗り場まで、徒歩で歩いた道中の記録です。

EP124 Are you curious?

The 24 week – ホイスコーレ日記124
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Curiosityを表現する、という課題が僕らの最後の課題として言い渡されました。Curiosityをどう表現するのか。

 

興味を持つってどんなことだろう?

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こちらは以前もご紹介した画像。「興味関心ってなんだろうなぁ」と考えていた時のノートです。なにかこう、全然違うものから変な音とか、ものとかが出てきたら面白いよなぁ、、、なんて漠然と考えていました。

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そしたら、小さな箱の中に「箱庭」を作ったら面白いんじゃないか!という案にたどり着いたんです。

 

難航する人はとても難航していた

毎度のことではありますが、あっという間にアイディアを絞り込んでしまう人もいれば、何度もトライアンドエラーを繰り返して初めてたどり着く人、諦めてしまったりたどり着けない人もたくさんいます。そんな中で今回は、自分の持ち味である「細かいものを作る」ということがお題がぴったり合う地点を素早く見つけられたのは本当にラッキーでした。

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僕はひたすら、時間の許す限り「マッチ箱の中に広がる小さな世界」のバリエーションを作り続けました。これまでやりたかったけどできなかったミニチュアの技法、木を作ったり風車を回したり、大好きな切り絵の技法を取り入れたりと色々詰め込んでみました。その結果、こんなに小さく簡単に見えるものに数日を費やしたのでした。

 

完成したものはこちら

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僕が完成させた作品はポートフォリオにあります。

他のみんなの作品は、DSDHのホームページ上にまとめられています。「Curiosity」という画像を探して見てみてください。

万華鏡のようなものを作った子、漫画で表現する子、?ボックスを作って中身を想像させる子。色々な考えと答えがありました。

 

第125回目は「Show offが終わってないのに!最大のパーティーが始まる」

いよいよShow offなのに!準備の最中皆さんお待ちかねの音楽フェスも始まってしまいました。

EP123 卒業展示に向けての一週間

The 24 week – ホイスコーレ日記123
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

いよいよ残すところ2週間を切ったホイスコーレ生活。この週末には卒業展を控え、学校全体が慌ただしくなってきました。

 

なんでまたそんな予定を立てちゃうんだよー!

週末には卒業展があるのですが、同日に先週完成させて納品した「NorthSide 2016」も行われるという事実!

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音楽フェスの会場までは時間がかかるため、学校がバスをチャーターしてくれるということに。
金曜日の夜はグラフィックとファッションが会場に行っていいことに!
ってあれ?次の日の土曜日は卒業展のはず…?

「大丈夫、帰りのバスは22時にあるから!」

おぉ…。しかも3日間続くそのフェスに、卒業展準備、卒業展当日とその片付けもこなしながら行くのはとっても大変なのでは!?

月〜木:最後の課題作成
金曜:卒業展準備後、グラフィックとファッション 15時半に学校発 22時戻り
グラフィックとファッションは会場装飾をしたので、そのご褒美として行かせてくれました
土曜:11時から卒業展、卒業展後にバスが 17:30学校発 夜22時戻り
日曜:朝8時バスが学校発 驚異の夜1時戻り

というなんか卒業展より音楽フェスのほうが優先されたスペシャルメニュー!
ちなみに、日曜の帰りのバスが1時間くらい出遅れたのは言うまでもなく。さらに乗り遅れて朝帰りした人たちもいたとかいないとか。デンマークのパーティーすげぇ!

ちなみに僕は金曜日だけ、会場を見てきました。その様子はまた後日…。

 

話は戻って、卒業展までの製作は?

卒業展まで1週間となったことで、今週の課題と当日の動きについて打ち合わせが入りました。当日はこれまで製作したものを一堂に集めて展示をすること、そこに持っていきたいものは事前に選んでおくことなどが言われました。

同時に、今週の課題は「Curiosity」、好奇心を呼び起こすもの。

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これが僕の、僕らの、このホイスコーレで行う最後の課題になりました。

 

第124回目は「Are you curious?」

最後にやった課題についてご紹介します。

EP122 アナスの中華料理はうまいのか?

The 23 week – ホイスコーレ日記122
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学校から一番近い複合スーパーマーケットの中にある中華料理屋さん。果たしてうまいのか。

 

週末はゆっくりさせてくれー

僕にとって週末ゆっくりするのはとても大事なこと。好きなことしたり、好きなところへ行ったり。けど、学校にいるとなんだかんだ人に捕まったりとか、やらなきゃいけないことを見つけてしまったりしてリフレッシュができない!ということで、自転車でふらりと近くのスーパーマーケットへ。

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いつものここです。

 

中華はどうでもよかったのだが

ということで、今回の目的は中華ではなかったのですが。ふと外食をあまりしていないことを思い出したのでチャレンジしてみることに。

ブッフェ形式で食べ放題、それで1500円くらい。デンマークではまだ良心的な価格設定かと。

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お味は…。
うーん…。
おもったよりも…。
全体的に大味で、僕の中にあった「中華料理屋に行けばハズレはない!」理論は崩されてしまったのでした。
味付けは多分、デンマークで手に入る調味料で作っているためものすごくあっさりしていて、求めていた中華料理ではなく。

これなら他のレストラン入ったほうがよかったかも!!

 

Søstrene Grene

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ここはタイガーと対をなすデンマークの低価格ショップ。タイガーよりちょっと高いけど、品質高めでシンプル&クール。最近日本にもお店ができたので、興味の有る方はぜひ!

Søstrene Grene(日本語)http://sostrenegrene.com/ja/

ちなみに、上の写真は気に入って使っていた石鹸です。

 

外に出て絵を描こう

こんな昼下がりはのんびりと、天気もいいしそとで絵を描こう!例によってスーパー裏の大好きな場所に行って、何にもなくって人気もない、まるでお正月の午後みたいな気持ちのいい場所で絵を描くことができました。

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こんな気持ち、日本にいたら忘れてしまいそう。時間がとてもゆるやかで、優しいんです。

 

スーパーに戻ると…?

時間はもう17時。週末は17時前には閉まってしまうこのスーパー内は、ものけの空になっていました。

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ちょいちょいある茶目っ気のある装飾は、人々をホッとさせてくれます。

 

第123回目は「ぼくらの最後の展示に向けて」

いよいよ最後の課題発表。そして、最後の展示に向けての話が始まります。

EP121 Festivalなでかいイラストボードを作ります!

The 23 week – ホイスコーレ日記121
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この前の週に作っていたイラストブックは、それだけでは終わりませんでした。近くの街オーフスで行われた「NorthSide 2016」の環境装飾として使われることになったのです!!

 

6×6センチを畳1畳分にする

僕らが描いていたのは、A3用紙を半分にしたA4(210mm × 297mm)を1ページにして、全部で8ページのコミック。それを畳大の大きな合板ボードに書き写すというのですからもう大変!どうやったらいいの!?という声が多数上がる中、Metteが言い出したのは。

プロジェクターを使います!

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プロジェクターと言ってもコンピュータとつなぐやつじゃなくて、OHPと呼ばれる「置いた紙を大きく引き伸ばしてスクリーンに映す」という機械です。小学校とか中学校に埃かぶって置かれたりしてますよね。

自分で書いたイラストを一度スキャンし、それをOHPペーパー(透明の印刷用し)にプリントアウト、OHPで照射してその先にボードを置いてトレースするという方法でした。

面白そう…!!

 

OHPを使う前に

今回は合板ボードを白く塗るところから始まっています。今回は物が大きいのに時間がとても限られていて、2日間で完成させないといけませんでした。

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事前にに木肌色をしていた合板を白いペンキで塗りつぶし、乾かしておきます。

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3台のOHPをフル稼働して、20人が各々自分のイラストを転写していきました。

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転写が終わると今度は仕上げて行きます。
イラストレーションブックの課題では「色は使用禁止!」だったのですが、今回は2色までならOKと幅が広がり、思い思いの色を使って製作していました。

 

僕の場合

基本的に線の強弱で描いていたので、まずは拡大された線をアウトラインとして取って、その中を黒く塗りつぶしていくという方法で進めました。

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しかし集中線がとても曲者で、一番時間がかかってしまった…。規則的に直線を引くということがこんなに大変だなんて!

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主線が完成したら一旦外で乾かします。

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グレーの部分にタッチを入れて完成!!

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こちらは最初の写真より作業が進んだ頃の写真。夜遅くまで残って作業している人も多くいました。その合間ではコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしながらのたわいもない話もたくさんありました。

 

当日の展示の様子

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音楽フェスでは、このような感じで黒い壁に全員の作品を張り出していただきました。たくさんの人に見ていただけたこと、とても嬉しいかったですね!

当日の会場の様子はまた別途ご紹介したいと思います。

 

第122回目は「中華料理を食べよう」

残すところあと2週間程度となったホイスコーレ生活。知ってたけど行ってなかった「中華料理」屋さんにいってみることにしました。中華料理はどこでも外れない!というのが僕の中にはあったのですが、果たして…。

EP120 日本から帰国したMette

The 22 week – ホイスコーレ日記120
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

日本に旅行していたMetteがデンマークに帰国しました!

 

弾丸旅行を計画したこともあるとか

Metteはとにかく日本好きで有名、デンマークの新聞にも載っちゃいました。
それを象徴する話が、0泊2日の日本旅行。飛行機は片道14時間はかかるから…。いやー、滞在時間が短すぎる!!

今回は一週間の日本旅行だったのですが、相撲を見たり、舞踏を見たりと日本人の知らない日本を満喫していただけたようです。特に「舞踏」の方。僕は「仮面舞踏会」みたいなものを想像したんですがそうじゃないらしいです。舞踏に「日本のテイストである能など」を組み込んだものが日本独自の文化として成長し、今結構「キテ」いるとか。

 

日本のプレゼン

冒頭の写真は今回Metteが日本に行った時に集めたコレクションの一部で、「桃の柄のマッチ」や、「牛乳石鹸」「コーヒーの缶」「お醤油ケース魚型」など、確かによく見るとか、代名詞みたいな商品をあちこち集めているんだなぁと思います。そしてその話をプレゼンでみんなにシェアしてくれるんです。

なんでこのコレクションが日本ぽいのか?
キャラクターを使った大胆なデザイン?
合理的なプロダクト?
お弁当箱は海外では使われていない?

あとは街中にあるサインがどれも面白いらしく「なんでいちいち止まれとか書いてあるんだろう!」と言っていました。また、それ専用のピクトグラムがあるのも面白いようでした。

あとはどこから見つけてくるのわからないのですが、「ワールドオーダー」のPVも見せてくれました。いくつか日本のCMも。これらもとても日本的らしく、先生はとても楽しそうに紹介していました。

 

日本からのお土産

Metteが帰ってきたその日、僕の部屋の前には日本のコンビニの袋に入ったチロルチョコが置かれていました。「お土産だよ♪」というMette先生、とっても嬉しかったけど「食べ残しちゃったから」と一緒に言っちゃうあたりが憎めない!

日本人の僕なんかより、よっぽど日本を知っている!
デンマークに来て日本をたくさん再発見したのでした。

 

第121回目は「Festivalなでかいボードを作る」

以前ご紹介した「Festialなコミック」ですが、なんとこれ、音楽フェスの装飾として使用されることになりました!使用するにあったって畳大のサイズに拡大する必要があるのですが…!?

EP119 愛すべきOld game geek

The 22 week – ホイスコーレ日記119
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愛すべきGeek、Flemming。彼は古いゲームの大ファンで「秋葉原行ってゲーム買いたい!」と騒いでおりました。

 

ついにファミコン設置

今回の課題「Festival」を担当するのはFlemming(フレミング)先生。彼は結構有名なイラストレーターであり、オールドゲームが大好きなオタクでもあります。特に日本のふるーいゲーム、PC9800とかもうちょっと前のマイコンで遊べるゲームをコレクションしています。

ちなみに冒頭のファミコンは日本から買ったもの。電圧もコンセントも違うデンマークで動かすために変圧器を用意し、テレビも業務用の特別なものを利用することで日本とヨーロッパで異なる表示形式の問題も回避。ものすごく手間とお金かけてますよ、これ!

 

あちこちからゲームを買い漁る

時に日本の個人製作者にゲームに必要なパーツを売ってくれないかとコンタクトを取り(どうやって見つけたんだ)、時にはヤフオクを使用したり…。謎のスキルを持っています。

彼の部屋には日本のゲームボーイや64、プレステのゲームなどが所狭しと並んでいました。
彼曰く、RPGは言葉がわからないから難しいけど、アクションやシューティングは言葉がわからなくても遊べるから楽しい!とのこと。

日本の古いゲームは技術の結晶だ!最高のドット絵だ!最高のストーリーだ!最高の音楽だ!と熱く語っていただけて日本人として嬉しかったです。日本人が忘れてしまっても、本当に良いものは必ずどこかで誰かが、長い間愛してくれている!!

 

第120回目は「Metteのプレゼン」

毎回昼食前には、学内先生や外部講師を招いて30分の短いプレゼンが行われます。今回はメッテが日本に行った時のことを語りまくっていました。

EP118 Yellow Hallwayのアレンジメント

The 22 week – ホイスコーレ日記118
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なんやかんや課題に追われる中、イエローホールウェイのアレンジメントは静かに行われました。

 

なんか甘くて、ホイップなお菓子

今回のアレンジメントはシンプル。外でみんなでお菓子を食べて話そう!というものでした。
お菓子はデンマークではおなじみらしいもので、ホイップクリームのようなマシュマロのような冷たくなくてものすごく甘いものに、マーブルチョコレートをたっぷりかけたお菓子。これがなかなか、美味しい。

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みんな日本人みたいにお菓子をもらうために並んで、コーンに甘いやつをたっぷり入れて持って行きました。
お菓子を食べた後はみんなで野球。勝ち負けよりもみんなで楽しむのが大切!と言っていました。

 

第119回目は「愛すべき Old game geek」

デンマークに来てファミコンを見ることになるとは!!

EP117 Festivalなものをつくる

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「お祭り」を題材にした、言葉を使わない漫画を描くことになりました。僕の大好きな課題の一つです!

 

やった、漫画描けるぞ!

漫画を一度、じっくり描いてみたかったんですよね!!
今回の課題は「Festivalなものを作る」ということで、まずはお題決めです。

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みんなで「お祭り」に関係する言葉をブレーンストーミング。
ちなみに、ここでのお祭りは日本で言うところの「音楽フェス」を想像してもらうと良いです。
彼らにとってのお祭りって、盆踊りみたいなものじゃなくて音楽フェスなんですね。

 

制作に入る

Festival(必須要素)+出てきた言葉を使いながら(必須じゃない)から、ストーリーを作っていきます。音楽フェスということで音楽的な要素を入れることにしました。

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この子が主人公

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キャラクター設定をして、下書きをします。

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漫画的記号

僕らは自然に「漫画的な記号」を理解することができます。
例えば汗とか、震えてる感じを出す時のブルブル線とか、スピード線とか。
けど、DSDHではそれは「日本的な」ものだと言われました。
場合によってはその記号の意味が伝わらず、説明する場面もありました。

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なんだか面白いですね、普段当たり前だと思っていることが、別の国では非常識なんです。
ちなみにこの漫画は、音に興味を持った主人公が音の海に入っていき、色々経験しながら最終的に音楽が大好きになってFestival会場で踊る…というようなストーリーです。言葉を使ってはいけない課題だったので、絵だけで表現しています。

 

完成したものはポートフォリオに

下記のポートフォリオに完成した漫画を紹介していますので、よろしければあわせてご覧ください。


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Comic of Festival

 

第118回目は「Yellow Hallwayのアレンジメント」

これが今回のセメスター最後のアレンジメント。