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EP130 ポートフォリオの撮影風景とTips

The 24 week – ホイスコーレ日記130
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

最後の週を迎える前に、どうしてもやりたいこと。それは自分の作品の撮影を終わらせてしまうこと!

 

パソコンが使えなくなる!!

なんとこの週末には、僕らが使っていたMacルームが閉鎖されることに!さらにサーバに共有していたデータも消されてしまうとのこと!必要なデータはバックアップを取って、さらに必要な作業は前倒しでやらないといけない!!さぁ大変だ!

 

写真部屋も使えなくなる

たくさんのポートフォリオ用写真を撮影してきた撮影部屋も、時間のあるうちに撮影を終わらせないと使えなくなってしまうかも!?と思い立ち、ShowOffのあとの週末はポートフォリオ用の撮影をガンガン終わらせました。

 

撮影環境はこんな感じ

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日本を出る時に購入したNikonのD5500に、中望遠のレンズを使用していました。さらに学校には白と黒の背景紙と、2台の大型フラッシュがありました。これらを使ってデンマークで作った作品は全て撮影しました。

 

撮影する時に気をつけること

先生からは下記を注意する様にと言われました。

 

サイズ感がわかること

 小物の場合は手を添えて、それがどのくらいのサイズなのかわかりやすくすること。
 大型の場合は持ったり、横に立ったりする。

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上の写真の場合、手のサイズから大きなものではないことがわかります。

 

どんな反応ををするのかわかること

 例えば何処かが駆動するなら、それがわかる様に写真を撮ること。
 特別な機能があるなら、その機能が写真に現れる様に撮影すること。

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上の写真は、風車の部分が回ることが見て取れます。

 

シンプルであること

 できるだけシンプルに、そのものを見せること。
 必要最低限の情報を提供すること。
 背景は白か黒が望ましい。

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例外もありますが、僕は上記の点に気をつけて撮影をすることにしました。
出来上がる写真はなるほど、こうすると伝わるんだということをやっと理解することができた、先生の話と、教室にあった本とずっとにらめっこしながら、なんとか自分なりの方法を見つけられた気がします。

 
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ちなみに、外での撮影は風や夕暮れによる光源の変化、虫!などとの戦いでした!!

 

第131回目は「身辺整理」

ついにフォイスコーレ最終週。身辺整理を始めます。

EP129 このタイミングで新しいRakuが出来上がる!

The 24 week – ホイスコーレ日記129
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ShowOffが終わって一息つくまもなく、Raku焼ができるぞ!というニュースが飛び込んできました。そう、僕には5ヶ月前から放置したままの、作りかけの焼き物がある!

 

5ヶ月眠っていたRakuがついに釜に入る

2月の雪がちらつく中でRaku焼きをやってから早5ヶ月。一週間の選択授業が終わってからもRaku焼きを作り続ける生徒はたくさんいました。けれど、作品を完成させるには1,000度に熱した釜を使う必要があります。生徒には扱えないものなので先生待ちでしたが、ついにその日がやってきました!

けれどみんなてんてこ舞い!音楽フェスに行く人、ShowOffの片付けに追われる人…そんななかでみんな時間を見つけて作品を焼き上げました!

 

今回新しくできた僕の作品はこちら

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ついに焼けた!半分記憶の片隅に行ってしまって、半分諦めていただけに嬉しい!

 

その他の作品をご紹介

僕の作品の一部はポートフィリオに

そして他の人たちの作品はこんな感じでした。

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すでに前のセメスターでRaku焼をやったことがあった人もいて、そこでの経験を発展させた作品を作る人もいました。けれど自由に作ることが第一だったこの課題は、完成度よりも楽しむことが優先。次にやるときは技術をしっかり追求したいな。

 

第130回目は「ポートフォリオの撮影風景とTips」

新しく完成した作品たちをポートフォリオ用に撮影します!

EP128 僕らのデンマークでの半年間を展示する(後編)

The 24 week – ホイスコーレ日記128
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

あっという間の半年間。ホイスコーレでの生活は残すところ一週間となり、ShowOff(作品展)の日が来たのでした。後編では、人が集まってきたあたりをご紹介。

 

デンマークの国旗が上がる

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朝の静けさから一転、デンマークの国旗が校庭に掲げられ、ShowOffが始まる11時には人がどんどん集まってきました。家族を見つけるとみんな一目散!みてみて!と言わんばかりに学校を紹介する姿はとても無邪気で純粋でした。だれも訪問者がいない留学生にとってはちょっと辛いところ…。

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生徒作品に見入る人たち

これから各方面に飛びちることになる生徒たちの力強い作品には、たくさんの人が目を奪われていました。

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校長先生のお話

会場にあふれんばかりの人が集まった頃、校長先生のお話が始まりました。

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ここは全てデンマーク語でしたので、僕には何の話をしていたのかわかりません。けれど、何となくわかるのはこの状況を祝福していること、そして十二分に楽しんでいってくださいということです。

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校長先生の話が終わると、歌の選択授業を取っていた人たちによる演奏会が始まりました。僕にとって、この曲は忘れられないものになりました。

 

校庭では波乗りが始まる

大教室での展示はShowOffの一部で、各コースの教室や校庭でも様々なアクティビティや展示が行われていました。

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校庭では、アーキテクチャの先生主導の「土壌サーフィン」が始まりました。前々から有志によってサーフボードが作られ、それで波乗りするんです。防水生地を敷き、水を流し込むと即席の波乗りフィールドが完成。残念ながら波乗りしているシーンは撮影してなかった…!

 

ファッションコースの部屋では

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ファッションコースの部屋では、色とりどりの作品が展示されていました。服の形をしたものから、プリント生地の様相のものまで。ファッションコースの課題は毎回タイトなスケジュールの中、みんながとても素晴らしい作品を連発していて、ものすごいガッツを感じました。

 

駐車場にはたくさんの車が

生徒の家族や先生の家族、そしてその友達!遠方から来る方も多いようで、なんとキャンピングカーの姿も見えました!

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自転車置き場ではファッションショーが行われた

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演出もよく練られたファッションショーが行われました。ここは普段自転車置き場として使用されているのですが、綺麗に整頓された会場からはそんな雰囲気を微塵も感じさせません。こんな規模のショーを、高校を卒業したくらいの人たちが作っている。そのことに驚き、感動を覚えました。日本もうかうかしてられないぞ!

 

続々ファッションコースの作品

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アーキテクチャコースは時に計画立案で課題が終了し、形がないことも多かった。
グラフィックは平面や小物が多かった。
そのなかでファッションコースは一つの会場に収まりきらないくらいのものを作り、さらにファッションショーまでやった。
そのパワーに僕はただただ驚き、結果にちょっと嫉妬し、頑張らねばと思うのでした。

 

そうしてみんな散っていく

ファッションショーが終わると、各自自分のタイミングで散り散りになっていきました。家族と週末を過ごすため帰省する人、部屋に帰る人、片付けを始める人、制作を再開する人…。そしてもちろん音楽フェスが待っている!!とはいえ、またいつもの静かな、けれどこの学校で最後の週末がやってきました。

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そういえば、Mette先生はめっちゃ写真を撮っていた(笑)

 

第129回目は「このタイミングで新しいRakuが出来上がる!」

セメスターの初めの頃にやったRakuの授業が終わった後に、残った素材で追加のお茶碗を作っていました。それがやっと焼かれることになったんです!

EP127 僕らのデンマークでの半年間を展示する(前編)

The 24 week – ホイスコーレ日記127
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

あっという間の半年間。ホイスコーレでの生活は残すところ一週間となり、ShowOff(作品展)の日が来たのでした。その前編では、当日の朝の様子をご紹介。

 

静かな朝

ShowOffの朝はとても静かでした。
なぜかといえば、もちろん前日音楽フェスから遅く帰ってくる人たちが沢山いたこともありましたが、土曜日だというのもあります。土曜日はいつも11時からブランチがあって、もともとのんびりとした空気の漂う日です。

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この日もいつも通りの時間に起きて、ほとんど準備の終わった会場を見に行きました。あとは、この頃週末朝一のコーヒーを入れるのが僕の日課(?)みたいになっていたので、美味しいコーヒーを飲むために。

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静まり返った教室には、たくさんの作品が待っていた

校内で1番広い教室に所狭しと並べられた生徒作品。他にも食堂やラウンジなども全て使って、僕らの作品が展示されました。

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こちらは「楽」と呼ばれる焼き物です。

 

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半年間に作ってきたもの。悩んだり、楽しんだり、いろいろな気持ちが蘇ってきます。

 

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コースを超えて僕らはお互いが何をしていたのかを知っています。それは毎週末にあった好評のおかげでもあり、半年間同じ場所で生活していたおかげでもあります。

 

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誰が何を得意としていて、どんなことに悩んでいるのか。そしてそれはどうやったら解決できるのか。そんなことを毎日毎日繰り返しながら、ここまできました。

 

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日本人の僕にとってはどれもこれも新しいことだらけで、いつもいつも混乱したり迷ったり、それでも進んでいた日々だったと思います。

 

階段と食堂にはファッションコースの小作品がメイン

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ファッションコースの作品は、作品自体も素晴らしいのですがその見せ方もとてもうまいです。写真の力が作品をより素晴らしいく引き立てています。

 

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ファッションコースと選択授業での作品やグラフィックのシルクスクリーン印刷作品がが壁に張り出されていました。ファッションコースの立体作品は、ファッション部屋に展示されています。こちらはまた次回紹介しますね。

 

地下のスペースにはグラフィックの小作品

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地下スペースにはオリジナルスケッチブックやピクトグラム、レコードジャケットなどが展示されていました。

 

食堂奥にはポートフォリオも

食堂奥のスペースには、グラフィックコースの初期ポスター作品の他に、大学受験をするときに使用した生徒のポートフォリオも展示されました。ポートフォリオは過去の作品群ではなく、その受験のために作られた全て新規の作品です。彼らの底力が見れます。

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これからたくさんのお客さんが来ます

生徒の家族や先生の家族、そしてその友達!たくさんの人がこの後やってきます。この静けさはあと少しで終わってしまいそうです…。

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このエリアだけがいつもの風景を保っている…。

 

第128回目は「僕らのデンマークでの半年間を展示する(後編)」

卒業展にどんどん人が集まり始めました。会場はあっという間に人に埋め尽くされていまいました!

EP126 Aarhusの街を歩く。

The 24 week – ホイスコーレ日記126
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

音楽フェス会場を後にした僕は、もうこれなくなってしまうであろうその街を歩くのだった。

 

都市なのにとても綺麗

高いビルが少なく、空は広く、緑が程よくあるこの街はとても美しい。
海に近いこの街には何度かしか来れなかったけど、それだけで十分好きになれた。

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途中にはこんな綺麗な休憩場所があったりして。

 

どこか港町を思い起こさせるものもちらほら

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どことなくこの感じは港町を彷彿とさせるのは…僕だけ?

 

コンテナがいっぱい

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コンテナを利用したバンドの練習場や、物置、カフェなどが並んでいました。
なんだか「デンマークらしい」デザインだったり、よくあるストリートアートっぽいものがあったり。混在している様子はどこか日本を彷彿とさせます。

 

乗り物、乗り物?

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駅の近くには電車が置かれていました。デンマークで利用されている鉄道は、どこか丸っこくてかわいらしい。
他にもこの音楽フェスの次に行われるマラソンの告知デコレーションカーがあったり、いつも置かれているオブジェと遊ぶ子供がいたり。

 

イベント盛りだくさん

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音楽フェスを横目に、マラソンの準備も着々と進められているようでした。
ここオーフスマラソンと、コペンハーゲンマラソンがデンマークでは大きなマラソン大会のようです。DSDHからも精鋭たちが出場していました。みんなとても活動的!

 

学校に着いた

オーフスのバス停からバスに乗り、何度も通った通称学校から遠い方のバス停「Oolst」、季節が夏に移り変わろうとしている風景はとても美しい。

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第127回目は「僕らの半年間を展示する」

ついに始まる卒業展。でもみんなの頭は音楽フェス!

EP125 ShowOffの準備がまだ続いてるけど!?でっかいパーティーが始まった。

The 24 week – ホイスコーレ日記125
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ShowOff、卒業展を明日に控えた2016年6月17日、その日は音楽フェスの開始日でもあった…。

 

どっちも大事!

卒業展も大事だけれど、音楽フェスも大事!
開催の一週間前から学校内は音楽フェスの話題で持ちきり!お気に入りのアーティストがいつ出演するかをチェックして、そこに間に合うようにいかなきゃ!って。そういうのを学校側が受け入れて折衷案を出し、計画に組み込むのもなんだかデンマークらしい。

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学校で一番広い会場を使って、卒業展の準備は続けられました。
けど、前回書いたように学校から会場行きのバスが15時半に出ます。
これは学校が手配してくれたバスです。音楽フェスに作品を提供したグラフィックとファッションコースのみんなにご褒美、というニュアンスではありましたが…。二足のわらじを履きながらやるのって大変じゃなかろうか。しかもみんな音楽フェス>卒業展ですし…。

 

とにもかくにも予定は予定!

準備は完全に終わらなかったけど、とにかく出発だ!

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建築コースはなんだかとても大きなアスレチックをゴリゴリ作っていました。
この日は時間の許す限り作り続けるようです。

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ということで、会場に到着!学校から約1時間のバス旅でした。

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僕らは関係者扱いだったので、裏口から入場。もちろん無料です。

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会場にはたくさんの人たち!!

 

僕らが作った作品

会場にはグラフィックと、ファッションが作品を提供しました。

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総勢20名以上による、大きな絵はグラフィックの作品。壁に一堂に張り出されると、ものすごい迫力がありました!みんな自分の作品が展示されることをとても喜んでいました。

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こちら、ちょっと見づらい写真なのですが…。奥の方にあるカラフルな壁は、ファッションコースが長い時間をかけて作っていた「布の絵画」です。こちらも会場を華やかに彩っていました。

 

その他会場の様子など

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僕ら以外のアーティストも会場に作品を提供していたようです。

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飲食ブースやゴミ箱のデザインもシンプルでかっこいい。

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こちらはステージ。会場内には3〜4つほどの大ステージがあり、同時に複数のアーティストが楽曲を披露していました。この日、金曜日は初日で、まだ会場したばかり。出ているアーティストも前座的な香りが強く、まだまだ人は集まっていませんでした。この後数時間すると、この会場が人で埋め尽くされました。

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こちらは一般会場入り口。

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こちらは男子用の公衆トイレ。なんて斬新なデザイン…。隣が見えてしまいそう。

 

Metteは速攻で帰って行った

会場までバスの引率もしてくれたMetteは、僕らを会場に送り届けると速攻で帰って行きました。「帰りのバスの時間を忘れないでね、帰ってこれなくなっても知らないよ!」と言いながら。恐らく卒業展の会場準備をしてくれていたのでしょう…。お祭り大好きな人なのに、すごいな。ありがたい。(でも二日目と三日目はばっちり参加したみたい)

僕は音楽フェス自体に興味を持てず…。ざっと見た感じ知っているアーティストもいないし、ここで夜通しみんなと同じように騒いだら絶対に体をこわす自信がある!ということで帰りのバスを待たずに自力で学校まで帰ることにしました。そういう人も何人かいたようです。または、こなかった人もいたみたい。

 

第126回目は「オーフスの街を歩く」

音楽フェスの会場からバス乗り場まで、徒歩で歩いた道中の記録です。

EP124 Are you curious?

The 24 week – ホイスコーレ日記124
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

Curiosityを表現する、という課題が僕らの最後の課題として言い渡されました。Curiosityをどう表現するのか。

 

興味を持つってどんなことだろう?

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こちらは以前もご紹介した画像。「興味関心ってなんだろうなぁ」と考えていた時のノートです。なにかこう、全然違うものから変な音とか、ものとかが出てきたら面白いよなぁ、、、なんて漠然と考えていました。

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そしたら、小さな箱の中に「箱庭」を作ったら面白いんじゃないか!という案にたどり着いたんです。

 

難航する人はとても難航していた

毎度のことではありますが、あっという間にアイディアを絞り込んでしまう人もいれば、何度もトライアンドエラーを繰り返して初めてたどり着く人、諦めてしまったりたどり着けない人もたくさんいます。そんな中で今回は、自分の持ち味である「細かいものを作る」ということがお題がぴったり合う地点を素早く見つけられたのは本当にラッキーでした。

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僕はひたすら、時間の許す限り「マッチ箱の中に広がる小さな世界」のバリエーションを作り続けました。これまでやりたかったけどできなかったミニチュアの技法、木を作ったり風車を回したり、大好きな切り絵の技法を取り入れたりと色々詰め込んでみました。その結果、こんなに小さく簡単に見えるものに数日を費やしたのでした。

 

完成したものはこちら

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僕が完成させた作品はポートフォリオにあります。

他のみんなの作品は、DSDHのホームページ上にまとめられています。「Curiosity」という画像を探して見てみてください。

万華鏡のようなものを作った子、漫画で表現する子、?ボックスを作って中身を想像させる子。色々な考えと答えがありました。

 

第125回目は「Show offが終わってないのに!最大のパーティーが始まる」

いよいよShow offなのに!準備の最中皆さんお待ちかねの音楽フェスも始まってしまいました。

EP123 卒業展示に向けての一週間

The 24 week – ホイスコーレ日記123
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

いよいよ残すところ2週間を切ったホイスコーレ生活。この週末には卒業展を控え、学校全体が慌ただしくなってきました。

 

なんでまたそんな予定を立てちゃうんだよー!

週末には卒業展があるのですが、同日に先週完成させて納品した「NorthSide 2016」も行われるという事実!

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音楽フェスの会場までは時間がかかるため、学校がバスをチャーターしてくれるということに。
金曜日の夜はグラフィックとファッションが会場に行っていいことに!
ってあれ?次の日の土曜日は卒業展のはず…?

「大丈夫、帰りのバスは22時にあるから!」

おぉ…。しかも3日間続くそのフェスに、卒業展準備、卒業展当日とその片付けもこなしながら行くのはとっても大変なのでは!?

月〜木:最後の課題作成
金曜:卒業展準備後、グラフィックとファッション 15時半に学校発 22時戻り
グラフィックとファッションは会場装飾をしたので、そのご褒美として行かせてくれました
土曜:11時から卒業展、卒業展後にバスが 17:30学校発 夜22時戻り
日曜:朝8時バスが学校発 驚異の夜1時戻り

というなんか卒業展より音楽フェスのほうが優先されたスペシャルメニュー!
ちなみに、日曜の帰りのバスが1時間くらい出遅れたのは言うまでもなく。さらに乗り遅れて朝帰りした人たちもいたとかいないとか。デンマークのパーティーすげぇ!

ちなみに僕は金曜日だけ、会場を見てきました。その様子はまた後日…。

 

話は戻って、卒業展までの製作は?

卒業展まで1週間となったことで、今週の課題と当日の動きについて打ち合わせが入りました。当日はこれまで製作したものを一堂に集めて展示をすること、そこに持っていきたいものは事前に選んでおくことなどが言われました。

同時に、今週の課題は「Curiosity」、好奇心を呼び起こすもの。

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これが僕の、僕らの、このホイスコーレで行う最後の課題になりました。

 

第124回目は「Are you curious?」

最後にやった課題についてご紹介します。

EP122 アナスの中華料理はうまいのか?

The 23 week – ホイスコーレ日記122
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

学校から一番近い複合スーパーマーケットの中にある中華料理屋さん。果たしてうまいのか。

 

週末はゆっくりさせてくれー

僕にとって週末ゆっくりするのはとても大事なこと。好きなことしたり、好きなところへ行ったり。けど、学校にいるとなんだかんだ人に捕まったりとか、やらなきゃいけないことを見つけてしまったりしてリフレッシュができない!ということで、自転車でふらりと近くのスーパーマーケットへ。

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いつものここです。

 

中華はどうでもよかったのだが

ということで、今回の目的は中華ではなかったのですが。ふと外食をあまりしていないことを思い出したのでチャレンジしてみることに。

ブッフェ形式で食べ放題、それで1500円くらい。デンマークではまだ良心的な価格設定かと。

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お味は…。
うーん…。
おもったよりも…。
全体的に大味で、僕の中にあった「中華料理屋に行けばハズレはない!」理論は崩されてしまったのでした。
味付けは多分、デンマークで手に入る調味料で作っているためものすごくあっさりしていて、求めていた中華料理ではなく。

これなら他のレストラン入ったほうがよかったかも!!

 

Søstrene Grene

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ここはタイガーと対をなすデンマークの低価格ショップ。タイガーよりちょっと高いけど、品質高めでシンプル&クール。最近日本にもお店ができたので、興味の有る方はぜひ!

Søstrene Grene(日本語)http://sostrenegrene.com/ja/

ちなみに、上の写真は気に入って使っていた石鹸です。

 

外に出て絵を描こう

こんな昼下がりはのんびりと、天気もいいしそとで絵を描こう!例によってスーパー裏の大好きな場所に行って、何にもなくって人気もない、まるでお正月の午後みたいな気持ちのいい場所で絵を描くことができました。

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こんな気持ち、日本にいたら忘れてしまいそう。時間がとてもゆるやかで、優しいんです。

 

スーパーに戻ると…?

時間はもう17時。週末は17時前には閉まってしまうこのスーパー内は、ものけの空になっていました。

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ちょいちょいある茶目っ気のある装飾は、人々をホッとさせてくれます。

 

第123回目は「ぼくらの最後の展示に向けて」

いよいよ最後の課題発表。そして、最後の展示に向けての話が始まります。

EP121 Festivalなでかいイラストボードを作ります!

The 23 week – ホイスコーレ日記121
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

この前の週に作っていたイラストブックは、それだけでは終わりませんでした。近くの街オーフスで行われた「NorthSide 2016」の環境装飾として使われることになったのです!!

 

6×6センチを畳1畳分にする

僕らが描いていたのは、A3用紙を半分にしたA4(210mm × 297mm)を1ページにして、全部で8ページのコミック。それを畳大の大きな合板ボードに書き写すというのですからもう大変!どうやったらいいの!?という声が多数上がる中、Metteが言い出したのは。

プロジェクターを使います!

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プロジェクターと言ってもコンピュータとつなぐやつじゃなくて、OHPと呼ばれる「置いた紙を大きく引き伸ばしてスクリーンに映す」という機械です。小学校とか中学校に埃かぶって置かれたりしてますよね。

自分で書いたイラストを一度スキャンし、それをOHPペーパー(透明の印刷用し)にプリントアウト、OHPで照射してその先にボードを置いてトレースするという方法でした。

面白そう…!!

 

OHPを使う前に

今回は合板ボードを白く塗るところから始まっています。今回は物が大きいのに時間がとても限られていて、2日間で完成させないといけませんでした。

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事前にに木肌色をしていた合板を白いペンキで塗りつぶし、乾かしておきます。

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3台のOHPをフル稼働して、20人が各々自分のイラストを転写していきました。

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転写が終わると今度は仕上げて行きます。
イラストレーションブックの課題では「色は使用禁止!」だったのですが、今回は2色までならOKと幅が広がり、思い思いの色を使って製作していました。

 

僕の場合

基本的に線の強弱で描いていたので、まずは拡大された線をアウトラインとして取って、その中を黒く塗りつぶしていくという方法で進めました。

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しかし集中線がとても曲者で、一番時間がかかってしまった…。規則的に直線を引くということがこんなに大変だなんて!

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主線が完成したら一旦外で乾かします。

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グレーの部分にタッチを入れて完成!!

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こちらは最初の写真より作業が進んだ頃の写真。夜遅くまで残って作業している人も多くいました。その合間ではコーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしながらのたわいもない話もたくさんありました。

 

当日の展示の様子

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音楽フェスでは、このような感じで黒い壁に全員の作品を張り出していただきました。たくさんの人に見ていただけたこと、とても嬉しいかったですね!

当日の会場の様子はまた別途ご紹介したいと思います。

 

第122回目は「中華料理を食べよう」

残すところあと2週間程度となったホイスコーレ生活。知ってたけど行ってなかった「中華料理」屋さんにいってみることにしました。中華料理はどこでも外れない!というのが僕の中にはあったのですが、果たして…。