新旧が入り混じる街・ベルリンを彷徨う。その2

The 18 week – ホイスコーレ日記96
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。午前中でベルリンの街を見回った後は自由行動になり、僕は街をさまよいながら美術館を発見したのでした。

 

ミュージアム群

ボーデ・ミュージアムの近辺は大小様々な美術館が集まっているエリアでしたが、僕が行った時には改修工事がされていて、その全部に入ることができませんでした。それ以前に、気づいた時には閉館時間を過ぎていたので入館できなかったのが悔しい…!

mini_dsc_8219

mini_dsc_8214

mini_dsc_8224

mini__dsc0588

 

道を歩くと見えてくる生活の跡

当然ですが、ベルリンにだって人は住んでいます。
生活の跡が見える風景の中に行くのも結構好きだったりします。

mini__dsc0492

mini__dsc0607

mini_dsc_8228

地元のスーパーはぜひ訪れたい場所の一つ。

mini__dsc0595

路上のポスターもいちいちかっこいい。

 

めちゃくちゃ可愛い雑貨屋さん

どっかに絶対あるだろうと、彷徨いながら探し続けていたのは雑貨屋さん!そしてやっと発見!!

mini__dsc0620

mini__dsc0624

個人のアーティストが集まって作られている雑貨屋さんのようで、そのどれもが魅力的!この近辺には多数このような小さな雑貨屋さんがあったので、気になる方はぜひチェックですね。

Nikolaikircheの周辺
住所:Nikolaikirchplatz, 10178 Berlin, ドイツ

 

そして夜になり…

mini_dsc_8229

街を歩っていたら、あっという間に夜になってしまいました。20時になるとどのお店も閉まるのですが、駅前に何件か小さなお店が。
その1つ、地元のおっちゃんたちがやっている小さなお店に入ってピタパンみたいなものを注文したのですが、待てども待てども商品が出てこない!と思ったら、みんなテレビでやってるサッカーの試合に夢中になってた!!

mini_dsc_8230

 

明日は再びコースごとに分かれます

ベルリン5日目は再びコースごとに分かれての行動になります。グラフィックコースは現地のデザインオフィス訪問や、パブリックアートイベントなどを見に行きました。そしてさらに…!?

ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

新旧が入り混じる街・ベルリンを彷徨う。その1

The 18 week – ホイスコーレ日記95
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。午前中でベルリンの街を見回った後は自由行動になりました。

 

町中に溢れるモダンさとクラシックさ

街にはモダンな建物もあれば、クラシックさの漂う建物もあり、その混在している様子が不思議な調和をしていると感じました。日本だと日本家屋とコンクリートビルが隣同士にあるような感じなのでしょうか。けど、あまり高い建物が無いせいか空は高く、広く感じられました。

mini__dsc0609

mini__dsc0491

mini__dsc0488

街の至る所には公園やカフェがあり、自然と街が調和していると感じました。

mini__dsc0340

ユニクロと無印発見!!ドイツは日曜日は必ず店を休みにしなければいけないらしく、もちろんこの二店舗も日曜日にはしっかり休みを取っていました。

 

素敵な音楽を奏でる人がいる橋

街をふらついていると、どこからともなく聞こえてくる音楽。それに誘われるかのように辿り着いた橋。

mini__dsc0501

その橋の向こうにはなんだか円形のでっかい建物が現れました。はてさて、これはなんだろうとスマホで調べてみると(なんだかんだあり、やっぱりGoogleMapがあると便利ということでドイツのSIMカードを契約したのでした)美術館でした。

mini__dsc0495

ここから先の予定を考えると、今日行かなければもう来ることはできないだろうということがわかり…。手元には学生証…。閉まるまであと一時間…。

mini__dsc0506

入館!!

Bode Museum
住所:Am Kupfergruben, 10117 Berlin, ドイツ
http://www.smb.museum/en/museums-institutions/bode-museum/home.html

 

そこはまるで映画とかゲームで見た世界

学生万歳!学生料金で入ることに大成功!荷物をクロークに預けて閉館までの1時間をフル活用です。

mini__dsc0508

mini__dsc0517

mini__dsc0535

mini__dsc0536

以外と広い館内で「これは一時間では見終わらない!!」と思い立って、早足で駆け抜けるように見ていきます!

mini__dsc0544

mini__dsc0561

mini__dsc0578

クラシックな様式の中に、様々な彫刻作品が展示されているのが印象的でした。見応えもあり、久々に面白い美術館を見つけたなと。時間切れでミュージアムショップはしっかり見れませんでしたが、それでも大満足。

 

まだまださまよいます。

美術館をみつけてワクワクしていると、まだまだその周りには楽しそうなものが。
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

そしてベルリンの壁が当たり前のようにそこにあった。

The 18 week – ホイスコーレ日記94
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン4日目は何人かで分けられたグループになって、ベルリンの街を歩きました。歴史の授業でしか聞いたことのなかった「ベルリンの壁」を始め、幾つかの歴史的な場所に行くことができました。

 

この平和がずっとあったわけじゃない

この3日間、ベルリンの綺麗なところやアートな場所、先鋭的な部分をたくさん見ることができました。けれど、ご存知のようにベルリンには戦時中の暗い歴史もまたあります。

mini__dsc0386

有名なものはもちろん、この「ベルリンの壁」です。1989年までベルリンを東西に分けていたこの壁の一部は、今でもその場所に置かれています。また、東西に分けられていた部分には今でも線が引かれていて、当時を忘れないようにしようという気持ちが伝わってきます。(下の写真中央に見える、石でできたラインがそうです)

mini__dsc0397

 

重要な部分は有料?

僕らは中に入りませんでしたが、ベルリンの壁は分解され、世界各地に歴史的な物として散らばっているようです。ベルリン市内でも一般に公開されているもの、お金を払って見るものなどがあるようですね。

mini__dsc0390

ちなみに僕はドのつく歴史バカなので(悪い意味で)、全くそのあたりの細かい歴史を知らずに行ってしまいました。あと、今現在もあんまりわかっていないというのは自慢にもなりませんが、このブログも多少調べながら書いているとはいえ、たくさんの間違いをしているかもしれませんので予めご承知おきを…。ただ、とにかく歴史を肌で感じるのは好きなようです。

ちなみに、この下の写真は戦時中に重要な施設として利用された場所の前にある公園です。ここにはほぼ当時の状態のままベルリンの壁が保管されていて、誰でも自由に見ることができます。詳細な説明が書かれたプレートも併設されていることもあり、たくさんの人で賑わっていました。

mini__dsc0401

 

ここが一番変化した場所

ベルリンの壁跡を追いかけていくと、とても開けた場所に到着しました。周りには高層ビルが立ち並び、モダンな雰囲気が漂っています。

mini__dsc0413

mini__dsc0415

先生によればここはベルリンでも特に変化した場所だそう。この場所を中心に東西に分かれた時、片方がとても貧困にあえぎ、朝家を出た家族がその夕方には帰れなくなり、長い間離れ離れになり、文化が変わり、たくさんの歴史が積み重ねられた場所。時間が過ぎ、その場所からはどんな「壁」も感じられません。それはとても平和で幸せなことで、今当たり前にそれを享受している僕らは過去に何があったのかをちゃんと知っておかなければいけないのだと思います。

 

ガムで層が作られたベルリンの壁

mini__dsc0416

そのビル群に挟まれるように佇んでいるベルリンの壁には、ガムがびっしりと付けられていました。「こんな壁を作りやがって、くそっ!」という気持ちから付けられ始めたガム。今は面白半分でくっつけていく人も多いのでしょうが、この量は凄まじい。

mini__dsc0421

 

虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑

戦争の歴史を忘れないようにと、この記念碑は街のど真ん中に作られています。市民から「観光地の中心部にこんなものを置くなんて!」と強い反対もあったそうですが、それでも大切なことを忘れないようにと設置された場所だそうです。

mini__dsc0434

mini__dsc0443

実際に近くに行くと、圧巻の存在感があります。この場所はすり鉢状に隅から中心部にかけて深くなっており、最初は膝下ぐらいだった石がいつの間にか自分の背の倍くらいまでになります。

mini__dsc0447

これによって何を伝えたいのか…。写真からはわからない、その場所に立った時の気持ちが大切だと思いました。そこは風が通って、少し肌寒くて、隣から誰が来るのかわからなくて寂しく感じて、時に孤独で、時にかくれんぼができるような楽しい場所で。直線に並ぶ道の先にいる人ははっきり見え、けど曲がり角からの人は音も塞がれてよく分からない。

こちらもベルリンに立ち寄る際はぜひ訪れていただきたい場所ですね。

メモリアル・トゥ・ザ・マーダード・ジューズ・オブ・ヨーロッパ
住所:Cora-Berliner-Straße 1, 10117 Berlin, ドイツ
http://www.stiftung-denkmal.de/startseite.html

 

コンテンポラリーアートの美術館

mini__dsc0485

こちらは館内禁止だったため外観のみの写真になってしまいますが…。過去に要塞として使用されていた場所を、コンテンポラリーアート・ミュージアムとして改装し、使用している新旧が混ざり合った不思議な場所です。

所蔵品の数が膨大なため、行くたびに内容が変わるというのがすごい。永久に作り続けられるポップコーンの部屋、微妙なバランスを保つミッキー、回転し続ける大木…。こちらもぜひご自分の目で確認していただきたい!ちなみに事前予約が必要です。

Boros Collection
場所:Reinhardtstraße 20, 10117 Berlin, ドイツ
https://www.sammlung-boros.de/boros-collection.html?L=1

 

午後は自由行動!

ベルリン4日目の午後はついに自由行動!行ってみたいところに自由にいけるぞ!
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

デザインの歴史を感じながらベルリンの街を歩く。その2

The 18 week – ホイスコーレ日記93
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン3日目は、各コースに分かれました。グラフィックコースは東西にベルリンが分かれていた頃のデザインが集められた美術館に行き、DSDHを卒業後ベルリンで就職した卒業生に会いに行き…。と盛りだくさんでした。

 

卒業生訪問

ベルリンにはたくさんのスタートアップ企業があるといいます。スタートアップ企業に限らず、英語ができれば外国人も受け入れられるという土壌があるこの地域には、EU内なら移動が自由というのも手伝ってたくさんのデンマーク人が働いているようです。今回はDSDHを卒業後コペンハーゲンのデザイン学校に進学し、ベルリンのデザイン事務所に就職をした人に会いに行きました。(日本人の僕には色々アウェイではありましたが)

mini__dsc0318

会社に通されると、みんなで階段に座って話を聞くことに。この間も周りでは仕事が進められていました。まずはこの会社がどういうことをしているのか…、どんな人たちが働いているのか…を説明してくれました。(半分英語、半分デンマーク語だったかな?)

 

やっぱり日向ぼっこが大好き

その会社には手作り感の漂う屋上があり、ホームセンターで売っているような安いはしごを伝って登りました。「一度に1人ずつよ!!壊れちゃうから!」という声に若干ビビる。

mini__dsc0325

日照時間の短い国では、日光浴は本当に大切。デンマークの人たちはちょっとでもスペースがあれば日光浴します。ここでもその文化を継承しているようで、卒業生のお話は屋上のとても暖かく気持ちのいい場所で行われました。

mini__dsc0319

英語とデンマーク語半分か、デンマーク語のほうが多いくらいの割合で話されたので全部は理解できませんでしたが、デンマークより給料は低くても、全体の物価が安く、生活には困らないこと。本当はデンマークで働きたいけど、自分の好きな仕事ができるのならば場所は関係ないこと、というようなお話をされていたと思います。

mini__dsc0334

日本と違い、EU同盟の中であれば自由に移動しながら仕事を見付けられるのが最大のメリット。デンマークだけじゃなくてドイツでも、フランスでも、その国の企業に就職できれば働ける。だからそのためにも彼らの英語スキルはとても高いし、人によってはドイツ語・中国語など3カ国語を使い分ける人もいます。

 

お話の後はお食事

mini_dsc_8194

日もすっかり落ちてきて、ベルリンの電波塔が夕日に映えます。この頃は季節が夏に向かっていたので、デンマークやベルリンは21時くらいにならないと真っ暗になりません。この写真も20時くらいの様子ですが、まるで日本の17時とか18時くらい見たい。

mini_dsc_8195

夜にグラフィックコースのメンバーは今日会った卒業生と一緒に会食。
その後はもちろん…

mini_dsc_8208

mini_dsc_8209

サルサパーティー!
ここまで来てもパーティー!さすが!!
踊ったことないけど、酔いに任せてサルサしましたよ!
ステップは難しいし、女の子をリードしないとめちゃくちゃ嫌な顔されるしで大変でした。

ちなみにこのサルサバー、結構有名みたいです。昼間はおしゃれすぎるレストランにもなっていますので、興味があればぜひ。

■Clärchens Ballhaus
住所:Auguststraße 24, 10117 Berlin
http://www.ballhaus.de/de/startseite.html

この辺にも日本語の情報が。
http://www.tabinotebook.com/clarchens-ballhaus/

 

次回はベルリンの史跡を巡る

ベルリン4日目は、グループに分かれてベルリンの史跡を巡りました。
ということで、ベルリン編、まだまだ続きます。

デザインの歴史を感じながらベルリンの街を歩く。その1

The 18 week – ホイスコーレ日記92
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

ベルリン3日目は、各コースに分かれました。グラフィックコースは東西にベルリンが分かれていた頃のデザインが集められた美術館に行き、DSDHを卒業後ベルリンで就職した卒業生に会いに行き…。と盛りだくさんでした。

 

デザイン統制

戦時下、ベルリンがまだ東西で分断されていた頃の話。
工業製品を作れる会社は限定されていて、(例えば電球はA社、鉄道はB社のようなかんじ)、デザインもまたある意味無機質で、ある意味シンプルなものが用いられていたようです。その理由とかまではしっかり聞き取れなかったけれど、1つの会社が1つの製品を作り続ける、国の許可がないと作れないみたいな、デザイン的に見ても、工業活動的に見ても不思議な時代だったようです。

mini__dsc0237

mini__dsc0266

mini__dsc0242

 

ガラクタ…?

その他にも、世界中から集められたと思われるガラクタ(?)も併設されて展示されていました。
美術館のコンセプトとしては、日常的に使用されているものをコレクションするということみたいです。とにかく量があるので、一つ一つはとても見てられない!!

mini__dsc0274

mini__dsc0275

mini__dsc0283

mini__dsc0294

mini__dsc0299

■Museum der Dinge
■入場料:6ユーロ(学生4ユーロ)
http://www.museumderdinge.org/

今回訪れたのはこの美術館。
いつもの生活に溢れているものをコレクションしまくっています。僕らからすれば、ヨーロッパ的な物は非日常なわけで、コンパクトな場所ではありますが見応えがあります。

 

小さなデザイン会社訪問

この日はベルリンでデザイン事務所を経営している方の話も聞きに行きました。こちらはDSDHとは関係のない会社。

そして残念なことに…、このとき一番前の席に座ったのにもかかわらず…居眠りをしてしまいました…。
お話が終わった後にみんなから「笑をこらえるのが大変だった!」と言われ、たいそう僕はふねをこぎまくっていたようで、得したような恥ずかしいような、申し訳ないような色々な気持ちが入り混じっていたのでした。

そのため内容はあまり覚えておらず。たしか、環境問題や貧困にアプローチするような本の出版などについて紹介された記憶があります。(おぼろげ)

 

この後は卒業生に会いに行きます

美術館を後にした僕らは、DSDHを卒業後、ベルリンのデザイン事務所に就職した卒業生に会いに行きました。

ベルリン編、まだまだ続きます。

警察から逃げろ!!ベルリンの街でひたすらストリートアートを作る1日!その2

The 18 week – ホイスコーレ日記91
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

8時間バスに揺れてやっとベルリンに入った僕らは、初日からベルリンの街中にストリートアートを作るというすごいお題をもらい、街中へ散っていきました。手元にはチェックポイントが書かれた地図と、到達時刻、そして画材。まだまだ僕らは色々作る。

 

第二チェックポイントに到着する僕ら

mini__dsc0137

今回のチェックポイントへは一番乗り!!そこはとても広くて綺麗な公園でした。そして桜が咲き乱れているのには驚き!ドイツなのに、ここはさながら日本みたい。けど、平日の昼間から日向ぼっこをしている人が沢山いる風景はヨーロッパを感じさせてくれました。

mini__dsc0150

桜吹雪が珍しいらしく、それで遊ぶデンマークの皆さん。本当に見頃だった!

 

ガンガンいこうぜ!

第1〜第2チェックポイント間で振るわなかった僕らのグループは、ここから一気に巻き返すべくストリートアートを作りまくります!

mini__dsc0160

この大きな建物、電気屋さんです。そしてその目の前にある…

mini__dsc0166

排水溝のフタにデコレーションしてみたり。(ちなみにこれは目をイメージ)
交差点を通る人たち、車を運転する人たちからの生暖かな目線は、僕らを少しハラハラさせましたが、それもひっくるめて楽しんじゃいました!

mini__dsc0176

お次はフェンスにビニールテープで蛇を描きます!!

mini__dsc0184

これはまさに空飛ぶ蛇!?

 

民家の壁だって使っちゃうぞ

mini__dsc0188

ここはどこの誰だかわからない方の住む、民家の壁に描かれていた謎のアート。そこに黒のビニールテープを使って額を作ってしまおう!というアイディアを早速実行。

mini__dsc0196

白い壁はテープがつきにくくて苦労したけど、これでこのレインボーな何かも立派なアート!!

mini_dsc_8188

余談ですが、翌日見に行ったら誰かの手でさらにパワーアップされていて大喜びの僕ら。

 

最後に作ったのは

楽しかったのか、辛かったのか。結局警察のお世話にはならずに済みながらアクティビティー達成!僕らが最後に作ったのは…

mini__dsc0197

カメと…

mini__dsc0198

てんとう虫!!

mini__dsc0199

どこかの建物の前にあった石の半球体に、ビニールテープを使って作りました。これを作ろうと言い出したのは僕のグループの子。こんな柔軟な発想がポンと出せて、しかもすぐに実行できるなんて!なんてすごいことだろう。

 

そしてその後

スリリングで自由なストリートアートを作るアクティビティーをクリアした僕らは、その後散り散りになりました。クラブに行く人、バーに行く人、ホテルに戻って休む人。それぞれが自分の好きな時間を過ごしていたようです。

mini__dsc0219

僕はこの後、この時期デモ(ストライキ)が行われているという地域を友達と見に行って、ホテルに帰りました。

 

明日はコースごとに別行動

明日はコースごとにそれぞれの領域に関係する場所に行きます。どこに行くのかは謎、明日になったらそれもわかる!!

ベルリン編、まだまだ続きます。

警察から逃げろ!!ベルリンの街でひたすらストリートアートを作る1日!

The 18 week – ホイスコーレ日記90
デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

8時間バスに揺れてやっとベルリンに入った僕らは、初日からベルリンの街中にストリートアートを作るというすごいお題をもらい、街中へ散っていきました。手元にはチェックポイントが書かれた地図と、到達時刻、そして画材。まだまだ僕らは色々作る。

 

ゴミ箱を発見

mini__dsc0038

次なる獲物(ストリートアート素材)を探して街を歩き続ける僕ら。このアクティビティーはチェックポイントに指定された時間に到達していなければいけないというルールもあるため、限られた時間でどれだけ面白いものが作れるのかもポイント。

そして目の前に現れた、いじってくれと言わんばかりのTrash canが!

mini__dsc0050

ゴミ箱の口から落っこちて、助けてもらっている小人さん完成!!
そして作っている間に通行人の皆さんの視線を感じる…!

 

第一チェックポイントを目指すぞ!

そうこうしているうちに、第一チェックポイント到着時間が迫っていました。

mini__dsc0117

街にはこんなポスターが重ねて張られまくって層を作っていたり

mini__dsc0115

綺麗に並べられたフライヤーがところせましと僕らを迎え入れてくれました。汚いと見るか、アートと見るか。それだけでこの街の印象は180度変わってしまうかもしれません。

mini__dsc0230

管理されているエリアは綺麗なんですけどね。

mini__dsc0099

そうこうしているうちに第一チェックポイントに到着!

mini__dsc0106

みんな早々と到着してました!

 

メタモルフォーゼ

自分たちが壁や景色に同化するというのも課題に入っていました。

mini__dsc0119

こんな感じに…。他に2人分写真があるはずですが、グループの他の子が持っているため手元で確認できず。

 

警察のお世話にはなりません!

堂々と街のあちこちで好き勝手作る僕らに、寛容?なのか無関心?なのか、それともそれが日常なのか、生暖かい視線を感じる程度でまだ警察にお世話になることはありませんでした。

お題は最終的に9つ、手元にある素材を使って街にストリートアートを作っていきます。残りはまた次回へ続きます!

ホイスコーレ日記89:ベルリンへ4

デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

The 18 week – ベルリン旅行2日目

この学校に入った時から、セメスターの終わりに行くことになっていたベルリンへの卒業旅行。例によって直前までどのあたりに行くとか、内容がどうなっているのかは知らされず。1日目に8時間かけてバスでドイツに入った僕らは、これから何をするんでしょう。

 

早速お題発表

mini__dsc0002

ホテルで朝ごはんを食べたら(朝ごはんだけ付いてる)、ホテル横の広場に集まるように!
そう言われていた僕らは、広場にいそいそと集まりました。そこで言い渡されたのは…。

これからこっちで勝手に決めたグループに分かれてもらって、街中にストリートアートを作ってきてね!証拠に写真も撮ってくださーい!
と言われ、紙やペン、粘土やテープが入った道具袋を手渡されました。

「ちなみに、警察に捕まりそうになったら逃げてね☆」
というのを聞いた時には、ウキウキと不安が入り混じってなんとも言えない気持ちに…。まさに大冒険。

 

もうほとんど、初めまして

mini__dsc0009

4ヶ月も一緒に生活していても、コースが違うとほとんど会わないもの。しかも僕はデンマーク語ができないので、なおさら一緒にいる人は固定されがち。今回グループになった2人もこれまでほとんど話したことがない人たちで、いったいどうなってしまうのかとハラハラしましたが、そこはあまり心配ありませんでした。

mini__dsc0004

歩行者用ボタンに粘土で人を作ってパチリ!

mini__dsc0013

道端の排水溝には、釣りをする謎の生命体を作ってみたり…

mini__dsc0018

しかも作ったものは、そこに置き去り(という名の展示)をしていくというこの課題!日本じゃ考えられない!けど、きっとデンマークでも考えられない!ベルリンだから許される何かがあると勝手に理解して、どんどん進みます!

mini__dsc0025

ポストについていたラッパに人の横顔をつけて…

mini__dsc0032

なんと、ラッパからお花が出てきてしまいました!!これ、個人的にすごく気に入っていたりします。

 

街に溢れる不思議物体

mini__dsc0036

もっさもさの車。人工芝をペタペタとつけてあるのでしょうか…。とってもグリーンです。

mini__dsc0043

mini__dsc0079

街の至る所にはステッカーが。しかもかっこいい。

mini__dsc0081

巨大な広告!めっちゃでかい!!

mini__dsc0064

なんだか…ひわい?

お題は最終的に9つ、手元にある素材を使って街にストリートアートを作っていきます。残りはまた次回へ続きます!

ホイスコーレ日記88:ベルリンへ3

デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

The 18 week – ベルリン到着、街をふらつく。

この学校に入った時から、セメスターの終わりに行くことになっていたベルリンへの卒業旅行。例によって直前までどのあたりに行くとか、内容がどうなっているのかは知らされず。ベルリンに到着した僕たちは、早速夜ご飯を求めて街をふらつくことに。

 

早速自由行動

mini_dsc_8186

到着してから夜までは自由行動。初日は街の美術館で大掛かりなインスタレーションがあるということで、そこに向かう人がたくさんいました。僕らのグループもそこへ向かいましたが、時すでに遅し…。定員オーバーで入れず、泣く泣く美術館を後にしました。

けれど、街はどこもクリエイティビティに溢れていて、とってもすごい!!!と、僕はとても張り切っていましたが、実際のところ落書きやポスターが自由気ままに貼りまくられているだけの部分もあるようです。

mini_dsc_8185

でもこれは、きっと一つのアートと言ってもいいんじゃないだろうか…。

 

夜ご飯

mini_dsc_8184

夜ご飯はなぜかアジア料理店へ。そしてなぜかキリンビール!デンマークの子達にとって、アジア料理は特別な異国の料理。デンマークでは高くてもここはベルリン。リーズナブルに新しい味に出会えるということで、みんなとても喜んでいました。

ちなみに、入ったお店はタイ料理やさんでしたが、日本料理とか中国料理とか、いろいろごちゃ混ぜになっていました(笑)

 

桜が咲くまち

mini_dsc_8187

これは桜かな?街のあちこちで見ることができました。着いた時はちょうどベルリンに春がやってきたようです。空気が気持ちよくて、どこか日本を思い出させてくれました。

食事の後飲みにも行きましたが、僕は23時頃に切り上げてホテルに戻りました。他の子達は普段遊べないのもあって、2時とか3時くらいまで街をふらついて帰ってきていたみたいです。飲んだり踊ったり、時に水タバコにふけってみたり。自由でパワフルな彼らの個性は、ここに来てもしっかり発揮されていたのでした。

続きます。

ホイスコーレ日記87:ベルリンへ2

デンマークの教育施設「Den Skandinaviske Designhøjskole」に留学した時のことを写真を交えて振り返ります。

The 18 week

この学校に入った時から、セメスターの終わりに行くことになっていたベルリンへの卒業旅行。例によって直前までどのあたりに行くとか、内容がどうなっているのかは知らされず。そしてあっという間に出発の朝になったのでした。

 

いざ、ベルリンへ!

受験の波もひと段落し、朝も早くからベルリンへ行く準備が始まりました。

例によってお昼ご飯はサンドイッチを作って持っていきます。朝7時前にキッチンに向かい、朝ごはんを食べて、サンドイッチをパッキング。パンにチーズに野菜などなどをパンに挟んで、水のボトルと洋梨なんかも袋に詰めて出来上がり。1人1個までだったけど、お腹がすくと思って2つくすねてみたりみなかったり(笑)

そして朝日が昇る頃にはみんなバスに乗り込みました。写真撮り忘れたけど、みんなそんなに荷物もってどうするの!?ってくらい、90Lのキャリーケース+αの荷物をいそいそとバスに乗せてました…。着替え…かな?

 

2時間ごとの休憩と有料トイレ

mini_dsc_8171

ベルリンまではバスで片道8時間の長い長い旅程。2時間おきくらいに高速道路のパーキングエリアで休憩が入ります。

デンマーク側のパーキングエリアではトイレが無料、ドイツに入った途端に有料!だいたい一回につき70円くらい。面白いのがお金を払うと領収証が出てきて、それが割引チケットになっていること。トイレがある建物のカフェとかで、50円分くらいの金券として使えます。

詳しくはこのあたりを!他力本願。
http://mariken.seesaa.net/article/422259681.html

 

パーキングエリア

mini_dsc_8177

パーキングエリアの外観はこんな感じでした。小さなコンビニみたい。

mini_dsc_8179

ドイツに入ると、先ほど書いた通りトイレが有料に。そして、水を流すと便座が回りながら毎回掃除されるという素敵な機能が付いている!!!これには驚いた!写真で伝えきれないのが残念、、、 便座上の中央部分からブラシのようなものが出てきて、便座全体が360度ぐるっと回転するんですよ…。もの作り大国の何かを感じました。

mini_dsc_8180

ドイツ側のパーキングエリアで歌を歌ってる人が。みんな結構楽しんでいて、ありがとう!って言いながらチップを出していました。なんかそういう文化っていいな。

mini_dsc_8181

そしてそれを遠くからみて楽しんでいる先生方御一行。ちなみに、デンマークからどんどん南へ下っているのであったかくなってきました。デンマークを出るときは厚着だったけれど、この辺からみんな薄着に。そして辺りは灰色から緑の春らしい景色に!なんだかウキウキ。

mini_dsc_8173

このチョコレートがうまい!と話していて、ちょっと高かったけどパーキングエリアで買っちゃいました。味は、、、思ったより普通!!

 

あっという間にベルリンへ

mini_dsc_8182

寝たり喋ったり、また寝たり。時々パーキングで時間を潰していると、意外とあっという間に8時間は過ぎてしまいました。そして、目的のベルリンに到着。

mini_dsc_8183

はてさて、この先どうなるのか。続きます。